JICA海外協力隊の世界日記

ジブチ便り

離任前の報告会(2022-3次隊、青少年活動)

SOS-Villageで活動する青少年活動の隊員が今月末に離任します。

離任前に2年間の活動報告会がありました。

この施設には学校をドロップアウトした16~25歳の生徒が通っており、フランス語講座、英語講座、パソコン教室などを通じた就業支援や起業家支援を行っています。ジブチでは若者の失業率が高いため雇用創出(受け皿を増やす)と共に、企業等の求めに応じた分野の技能習得のための実習、あるいは地域貢献のために起業家支援のためのプログラムが各省で行われています。各国ドナーも同課題に対する支援を行っています。

隊員より、スポーツクラブ(サッカー、ハンドボール)、ソフトボール交流会、文化活動(日本語教室)、自衛隊拠点との交流会、施設の周りの清掃活動、求人情報の提示・WhatsAppグループでの発信など、それぞれ活動の目的、活動内容、その結果はどうだったか、という順で説明しました。

新しい4か月程度のプログラムでは、地域の職業訓練センターと連携して、技術を習得した若者を受入れ、SOS-VillageのE-Learningセンターで語学、ビジネススキルを身につけさせ、企業研修を通じてそこに就職に繋げてもらう、あるいはビジネスプランの指導を通じて起業家を目指してもらうことが目標とのこと。

SOS-Village周辺の地区では喧嘩が発生することもよくあるようです。道徳、協調性などを養って地域コミュニティーのために何かしたいという人や生徒同士で教え合いながら技術向上に繋がっていく流れになるとより良いですね。そのためにも団体行動やルールを体現してもらうため、隊員のやってきた活動の一部を取り入れてもらいたいものです。(特に清掃!!)

写真(上):エクセルシートで単価120,000Fのプリンターを3台の合計金額をE列に計算式で入れ、F列で7%割引額、Gで割引後の金額を表示、を教えているように見えますが、この発表会のためにPCの前に座って操作しているだけです。

写真(下):ジブチSOS-Village10周年記念の前で記念撮影

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学校で活動する隊員は夏休みが3か月以上あるので、CDC(コミュニティー開発センター)やストリートチルドレンが通うカリタス以外にここSOS-Villageで何かやってみるのも面白いかもしれません。

お疲れさまでした!!後任の隊員にバトンタッチできてよかったですね!!

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