JICA海外協力隊の世界日記

ジブチ便り

配属先が大浸水!子どもたちの姿から学ぶこと

こんにちは!12月担当のゆめです。

今回は、配属先での水害について書きたいと思います。

ジブチは降水量が少なく、そのため少しの雨でも道に大きな水たまりができたり、家々が浸水したりします。

配属先も例外ではなく、雨が降るたびに敷地の手前に巨大な水たまりができて通れなくなっていました。

しかし今回は、いつもより雨量が多かったためか配属先の外であふれた水が配属先の敷地内に流れ込み、巨大なプールのようになってしまいました。教室、事務所、保健室、食料などを保存していた倉庫もすべて浸水しました。

国際機関の支援が打ち切られたこともあり、平常時から資金繰りに苦労している配属先にとっては大打撃です。

施設も通常オープンはできないので、子どもたちもいつも通り遊んだり、ごはんを食べたり、ケガを治療してもらったりすることができません。

冷蔵庫や電気系統も故障してしまったので、モーターでくみ上げている施設の水も使えなくなってしまいました。

そんな中でも子どもたちはとってもタフ!

雨が降った翌日に活動にいってみると、大人の膝上ほどの水位までたまった雨水にカヌーを浮かべて遊んでいました。

配属先に設置されたテーブルつきベンチの上にマットレスを敷いて寝転がったり、スピーカーから音楽を流してかろうじて水からでている遊具の上で踊っている子も。起こったことに落胆するのではなく、その状況を楽しんでいる姿に元気をもらいました。

フランス軍の消防車が7割ほど水を排出してくれましたが、まだまだ配属先には巨大な水たまりが。子どもたちとスタッフ協力して交替で排水作業を行い、4時間かかって何とか人が歩ける状態になりました。アメリカ軍ボランティアも手伝いにきてくれて、4日目には片付けもほとんど終わり、いつもの姿を取り戻しつつあります。

しかし、失ってしまった分の食材や設備修理費用を補填する目途はたっておらず、苦しい運営は続きそうです。

今回は被害が大きかったものの、敷地内に水が流れ込んでくる状況は年に1回くらいあるとのこと。原因は配属先の土地が低いことと、外の道路の排水設備が整っていないことにあり、配属先だけでどうにかできる問題とはいえません。

ジブチ全体で排水の問題は存在しているので、行政レベルで早く解決することを祈っています。

帰り道、水たまりが渡れない私のために子どもたちが石を設置してくれました。やさしい!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ