JICA海外協力隊の世界日記

ドミニカ共和国便り

アボカド論争/コミュニティ開発

そろそろ帰国が見えてきました。

帰ったら何が恋しくなるかなと考えることが増えましたが、間違いなくアボカドはその一つです。

ドミニカ共和国のアボカドは本当に美味しいんです。

日本のスーパーでよく見かけるアボカドは、メキシコ産のハス(Hass)という品種が多く、小ぶりで皮が厚く、ゴツゴツとした見た目をしています。

私の任地では5~6種類の品種のアボカドが栽培されており、それぞれ収穫時期が異なるため、1年中アボカドが収穫でき、家庭でも日常的に消費されています。

中でもクリオージョ(Criollo)はドミニカ固有の在来種で、熟しても緑色のまま柔らかくなり、皮は薄くつるんとしていて、滑らかでさっぱりした味わいです。

残念ながら輸送には向いていなさそうなので、日本でお目にかかる日は来ないかもしれません。今のうちにできるだけ堪能しておこうと思います。

ドミニカ共和国の定番メニュー、アビチュエラ(豆のスープ)、ポジョギサード(鶏肉の煮込み)、トストーネス(揚げた調理用バナナ)、アボカド一切れ。もう飽きるほど食べているはずなのに、意外と飽きません。

同僚の家でお昼を食べていたときのこと。

私「このアボカド、甘くておいしい」

同僚「アボカドは果物だからな」

私「いやいやアボカドは野菜でしょ」

同僚「木になるんだから果物だ」

私「じゃあイチゴは?」

同僚「イチゴは甘いから果物だ」

という謎の論理に、たしかにただ緑というだけで勝手に野菜だと思い込んでいたけど、そもそも果物と野菜の定義とは?と気になったので調べてみました。

日本の農林水産省(※植物学上の定義ではなく、あくまで行政上の扱い)によると、

果物は「木になる実」とあり、アボカドは果物に分類されます。

イチゴは「草になる実」のため、厳密には野菜。ただし流通の便宜上、スイカ・メロンと同じく「果実的野菜」として扱われるそう。

一方、ドミニカ共和国政府(農務省)では、野菜と果物の明確な定義があるのかは不明ですが、農業統計データでは、アボカドもイチゴもFruta(果物)に分類されています。(なので、私の同僚は間違っていなかった)

結局、定義は国や立場によって異なる上、私たちが日常で感じる「あまい、あまくない」とか「サラダとして食べる、デザートとして食べる」という感覚や習慣が自分の中でカテゴリを作っているので、もはや定義なんてどうでもいいのかもしれませんが。

この話の流れから、色々な分類について会話が発展していき、

同僚「コウモリは飛べるのに鳥類じゃないって知ってたか?」

私「だって卵産まないしね」

同僚「じゃあ卵を産むのに、母乳で育てる動物って知ってるか?」

私「・・・(知らん)」

こんな何気ない会話も、1年前はできてたかな?と思い返すと、言葉の壁以上に、距離感や心地よさみたいなものの変化が感じられ、きっと帰国したら一番恋しくなるのは、こうした日常のやり取りなんだろうなと。

残りの限られた時間を、大切に過ごしていこうと思いました。

(最後の答えが気になった方は、ぜひ調べてみてください。笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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