JICA海外協力隊の世界日記

エクアドル便り

No. 38 サルセドで紡ぐ、笑顔の時間 ― 高齢者センター、Fiesta、そして名物アイス ―

表紙写真:高齢者センターでの風景


Hola!みなさん、こんにちは。

エクアドル・コトパクシ県サルセドで、高齢者介護活動を行っている小栁 緑です。日本では看護師として、高齢者ケアや認知症ケアに携わってきました。現在は、その経験を生かしながら、地域で暮らす高齢者の方々が安心して過ごせる環境づくりに取り組んでいます。


安全と笑顔を大切にする高齢者センター

私が活動している高齢者センターには、地域に暮らす約50名の高齢者が、日本でいうデイサービスのような形で日中通っています。利用者の年齢は65歳から90歳以上までと幅広く、体操やレクリエーションなどを、それぞれの体調やペースに合わせて楽しんでいます。

中でも人気の活動が、音楽に合わせて体を動かすBailoterapiaです。サルセドの高齢者はとても踊ることが好きで、音楽が流れると自然と表情が明るくなります。

普段は杖を使って歩いている高齢者の方も、音楽が流れると自然と立ち上がり、笑顔で踊り出すことがあり、その姿に思わず驚かされることもあります。

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写真① 日本の歌を使ったBailoterapia みんなノリがいい!

Fiestaで感じた、地域の一体感

サルセドはFiesta(祭り)がとても多い町です。

高齢者センターの皆さんと一緒に、Fiestaのパレードに参加しました。高齢者の方々は安全を考慮し、装飾された乗り物に乗って参加し、私や職員はその周囲を踊りながら付き添いました。沿道からの声援に手を振る高齢者たちの表情はとても誇らしげで、地域の中で大切にされている存在であることを強く感じました。

サルセド最大のFiestaでは、私自身も民族衣装を身に着け、地域の人々と踊りながら参加しました。「この町の一員として迎え入れられている」と実感した、忘れられない経験です。

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写真② 高齢者たちとパレード

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写真③ Fiesta del Príncipe San Miguel (サン・ミゲル祭り)


寒い町で愛される、Helado(アイス)

サルセドは、コトパクシ山からの風の影響で、エクアドルの中でも寒さを感じる町です。それにもかかわらず、国内では「Heladoの町」として知られています。

フルーツが何層にも重なった色鮮やかなアイスは、見た目も味も豊かで、他の隊員が遊びに来ると必ず一緒に食べに行く定番になっています。寒いのにアイスが有名な理由は誰も知らず、その不思議さも含めて、サルセドの魅力だと感じています。


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写真④ めちゃくちゃジューシー! サルセドアイス


おわりに

高齢者の笑顔にふれ、地域の人たちと過ごす中で、サルセドは私にとって大切な町になりました。

これからも高齢者の方々と一緒に、笑顔の時間を一つひとつ紡いでいきたいと思います。







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