2026/08/26 Wed
文化 活動
No.51 ラ・チュローナがやってくるーエル・シスネの巡礼

写真:ラ・チュローナ(聖母像)
¡Hola! みなさんこんにちは!
エクアドル南部ロハ県カタマヨ市で青少年活動をしている梨子田小夏です。
私の配属先であるカタマヨ市役所の社会活動調整課は、児童労働撲滅プロジェクトを実施しています。プロジェクトに加入している子ども・青少年やその家族、地域を対象に、レクリエーション活動や啓発活動を行っています。
今回は、私の任地ロハ県で毎年行われる「エル・シスネの巡礼」と、そこでの私の活動について紹介します。
8月中旬、エル・シスネという町にある教会の聖母像を、約70km離れたロハ県の県都であるロハ市まで運ぶ大規模な巡礼が行われます。聖母像の髪が巻き髪(churo)であることから、親しみを込めて「La Churona(ラ・チュローナ)」と呼ばれています。
この巡礼には、毎年何万人もの人が訪れます。家族の健康を願ったり、日々の生活への感謝を伝えたり、それぞれの思いを胸に聖母とともに歩きます。また、巡礼に参加しなくても、チュローナを見られると善い行いと引き換えに願いが叶うとされています。
私の任地カタマヨ市にも、チュローナとともにたくさんの巡礼者が訪れました。

写真左:伝統菓子の露店
写真右:移動式遊園地
チュローナが来る数日前から中央公園付近の道路が封鎖され、伝統的なお菓子や屋台、日用品、衣服、おもちゃなどの露店が並びます。移動式の遊園地も設置され、遊具の距離が近かったり、回転が速かったり、日本の遊園地とはまた違うスリルもありますが、子どもも大人も楽しんでいました。
子どもたちが、家族のお店の販売を手伝う姿も見られ、私の配属先では、子どもが働いていないか確認する巡回や啓発活動を行いました。

写真左:ラ・チュローナ(聖母像)カタマヨに到着
写真右:イベントの様子
そしてチュローナがカタマヨに到着すると、歌や伝統的な踊り、花火などで盛大に迎え、夜遅くまでイベントが続きます。また、教会には祈りをささげるため、たくさんの人が訪れます。街全体がチュローナを迎える準備をしていることが印象的でした。

写真:カタマヨ市の中央公園でテントを張り寝泊まりする巡礼者たち
巡礼者の受け入れには私の配属先であるカタマヨ市役所も大きな役割を担っています。市内の学校が無料の宿泊所や休憩場所として開放され、トイレやシャワーも利用できるようになっていました。
一方、チュローナがカタマヨを出発した後には、市内の至る所に多くのごみが残されます。自治体職員が一丸となって清掃活動を行い、私も参加しました。想像以上のごみの量に驚きましたが、みんなで協力し、約3時間で街をきれいにすることができました。
日本では、宗教行事と行政がかかわることに少し距離があるように感じていましたが、カタマヨでは、市役所をはじめ地域の人たちが、巡礼者の受け入れから清掃まで、一緒になって支えている姿が印象的でした。
私も来年は巡礼にも参加してみたいです!
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