JICA海外協力隊の世界日記

フィジー便り

マーケティング隊員/ボートの授与式

(写真)先日行われたボートの授与式での一枚。

久々の投稿になりました。ラウトカでマーケティング隊員として活動中の木村です。

フィジーは季節が雨季から乾季に変わり、私の街でも晴れた日が続いています。昼間は相変わらず暑いですが、意外と夜は涼しくブランケットがないと寒さすら感じる日もあるほどです。

(画像)ボートの前で記念撮影をする水産大臣(左)と組合長(右)

先月のことですが、私がサポートしている漁業組合にボートが2隻贈呈され、それに伴って引き渡しの式典が行われました。船を進呈したのは水産省ですが、JICAとの共同プロジェクトの一環として行われたものであり、少なからず日本も関わっています。

少し裏話をするとこの船が港に届いたのは今年の2月。私はいつ贈呈されるのだろうとワクワクしていましたが、いつまで経っても式の日程が決まりません。その間新品の船は屋外で何のカバーもなく放置されていたため、せっかくの新品が数週間ですぐ汚れてしまいました。

贈呈予定のプレゼントを雨風の下(政府の省庁が)放置しておくなんて日本では考えにくい状況ですが、フィジー人はあまり気にしないみたいです。

5月に入り式の日程が決まり、式の前日になってようやくみんなで掃除をしました。

(写真)前日の掃除の様子。夜8時くらいまでかかりました。

そして当日、水産大臣やメディアなどが来港し、華やかにデコレーションされた船(こういう時の飾りつけはフィジー人みんな好きなんです)が組合に贈呈されました。

当日の様子は後日地元紙の記事にもなりました。(下記URL参照)

https://fijisun.com.fj/2025/05/24/fishers-receive-new-boats/

今回のボート2隻の贈呈によって魚の供給がより安定していくことが見込まれています。その成果を計測するにはもうしばらく見守っていく必要がありますが、今回渡された2隻のボートが組合にとって大きな一歩につながることを願っています。

船の名前とロゴ.jpg

(画像)ボート側面には組合の名前に加え、同期隊員にお願いして作ってもらった組合のロゴも印刷してもらいました!

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