JICA海外協力隊の世界日記

ガボン便り

♯3 街で深呼吸してみた(青少年活動/土井倫太郎)

今回は、タイトルのとおり、「深呼吸してみた」話をしたいと思います。

私は活動開始から6か月が経った頃、体調を崩し、2週間ほど活動をお休みしました。

その間、血液検査やエコー検査などを受けましたが、結局、はっきりとした原因は分かりませんでした。

心因的なものだったのか、身体的なものだったのか、今でも分かりません。

そんなお休みの期間、街を歩いているときに、ふと意識して深呼吸をしてみました。

すると、それまで何気なく過ごしていたリーブルビルの空気や、人の声、車の音、街のざわめきが、いつもよりゆっくりと感じられました。

「ガボンって、こんな空気だったんだ」「こんなに街は賑やかだったんだ」そんなことを思いました。

日本で仕事をしていた頃、意識して深呼吸をすることは、あまりありませんでした。

でも、海外で生活していると、日本にいるときのように物事が進まないことがたくさんあります。

言葉、ライフライン、生活習慣など、派遣前に想像していた以上に、さまざまな壁が目の前に現れます。

そんな環境の中で生活していると、気づかないうちに心や身体に疲れが溜まっていたのかもしれません。

隊員と話していると、「まずは生活することで精いっぱい」という話を聞くことがあります。

私も、まさにそうだと思います。

この文章を読んで、「それでは少し甘いのでは?」と思う人もいるかもしれません。

でも、実際に海外で生活してみると、自分自身の心と身体を守ることは、活動を続けていくためにも大切なことだと感じます。

時々、立ち止まって深呼吸をする。 自分の身体を労わる。

無理をせず、一息つきながら活動する。

そして、任期を終えて、無事に日本へ帰国する。

それもまた、海外で活動するうえで大切なことの一つなのだと思います。

これからも、時々深呼吸をして、自分自身の心と身体を大切にしながら、一日一日を過ごしていきたいです。

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