2026/05/20 Wed
文化
ガーナで伝える日本の遊び 〜折り紙が生んだキラキラの笑顔〜

ガーナからこんにちは。
今回は、日本の文化のひとつである、「折り紙」をガーナの子どもたちに紹介し、一緒に遊んでみた様子をお届けしたいと思います。
折り紙は、言葉が通じなくても一緒に楽しめる、日本ならではの”遊び”でした。
私の配属先の隣には、小学5年生と中学1年生の女の子が住んでいて、彼女たちはいつも私になついて親しげに接してくれる、とても可愛らしい存在です。そんな彼女たちに折り紙を紹介してみました!
カラフルな折り紙を机の上に広げた瞬間、子どもたちの目がぱっと輝きました。
併せて作り方(折り方)の動画を見せたところ、さらに輝きだしました。
「それなに?」「何ができるの?」・・・
どうやら、1枚の色紙が、さまざまな姿や形に変化し、時には立体にさえ変化する変幻自在の不思議さに驚き感嘆していた様子でした。
早速、実際に一緒に折り始めてみたものの…
「まず半分に折る」が意外と彼女たちには難しいようで苦戦していました…
折り紙の「キホン」である、この「半分に折って折り線をつける」工程。これが、なかなか綺麗にできないようなのです…
教科書代わりに見せていた動画を見ながら、真剣な表情で手元を見ているのですが、一生懸命に真似をして、ついていこうとするのですが…
うまくできないことへの苛立ちからか、泣き出してしまう場面もあり…
私はびっくりしてしまいました…!! 楽しませてあげるつもりで始めたのが、泣き出すなんて、私はどうしたらよいのか…?焦ってしまいました…
なんとかなだめながら、なぜ泣いたのか聞いてみると、彼女たちなりの悔しさの表れだったのだと知りました。
泣いてご機嫌ナナメになっている間に…(笑) お手本の動画と同じ工程まで、子どもたちの頑張った折り紙を手伝いました。彼女たちの機嫌も徐々に良くなり(笑)、再び一緒に始めることができました。
「できた!」と叫び、見せてくれる子どもたち、嬉しそうにその出来上がった形を持ち上げて眺めているその様子に、なんとも微笑ましい愛らしい気持ちに包まれました…。
その喜ぶ姿がなんとも少女らしくピュアで可愛くてたまらなかったのです。
「今度は何を教えてあげよう…?」「もう少し簡単なのがいいかな…?」「お花やリボンなら喜んでくれそうかな…?」などと、私までワクワクしていました。

言葉が通じなかったとしても、折り紙を通じて一緒に楽しめること。
遊びが文化交流になること。
そして、時に子どもたちの集中力・発想力の豊かさへの驚きをも感じることでしょう…!
日本では、100円ショップで購入できる折り紙ですが、そのカラフルさ、デザインのバリエーションさゆえ、彼女たちにとっては、魔法のような”特別な道具”のように感じられたのかもしれません…
ガーナには、もともと折り紙は存在しません。私たちにとってはなんてことない”当たり前”に存在しているモノが、文化が違えば、それは”宝石のように光り輝く”モノになり得ることがあるのだと体感した時間でした。
必要なのは、たった一枚の紙と少しのワクワクする気持ちだけ。
日本ではおなじみの折り紙ですが、ガーナの子どもたちにとっては、驚きと発見の連続だったようです。
一枚の紙が、国を超えて子どもたちの笑顔をつないでくれました。
折り紙は、小さな紙の中に大きな交流を生み出してくれる、日本らしい遊びでした。それ以降、私の顔を見ては、「折り紙ちょうだい。やりたい!」とお願いをしてくるようになり、絵を描くのが好きな彼女たちは、自分の描いたイラストと一緒に、習得したいくつかの折り紙のレパートリーを一緒に画用紙に貼って持ってきてくれたこともありました。ガーナの子どもたちの手の中で、一枚の紙は”作品”だけでなく、”想い出”にもなったことでしょう。


また、折り紙を教えてくれて「ありがとう」と手書きのお手紙を書いて渡してくれたり…
私も「ありがとう!!」と彼女たちを抱きしめました。


言葉が通じなくても、流暢じゃなくても、一緒に笑い合える。
ガーナの子どもたちと過ごした折り紙の時間は、文化を伝えるだけでなく、心が通じ合うひとときにもなりました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回もぜひ、ガーナ便りをお楽しみに!!
SHARE





