2026/04/15 Wed
生活
"手に職"が未来を変える----ガーナのテイラーマダムと少女たちの挑戦

ガーナよりこんにちは!
今回は、私がガーナに来てからの楽しみのひとつとなっている、ガーナの衣装について書いています‼ガーナ人のオシャレ事情が読者の皆さんにも伝わるように書いてみようと思いますので、どうぞお付き合いくださいね‼
「ガタガタ…」とリズミカルな音。カラフルなアフリカンプリント布で溢れる店内(ガーナ布とも呼んだりします)。ときに、アイロンの熱気も見えたり…。そして賑やかな笑い声と会話が耳に入ってきます。ガーナの仕立て屋さんの現場は五感で感じられる、とても賑やかな風景です。


私は、ガーナ人がオシャレ好きであり、さらに、ガーナでは、お気に入りのアフリカンプリントの生地を仕立て屋さんに持っていけば、好きなスタイルにお洋服を仕上げてくれる!ということを赴任前から聞いていて、ワクワクしていたんです…!!
つまり、生地選びから完成まで、完全"オーダーメイド”の「私の欲しい服が手に入る!!」というなんともワクワクな楽しいシステムだと思いませんか?
(この話だけでも、ちょっとガーナに行ってみたい気がしませんか??笑)


この2年間の滞在で仕立ててもらったお洋服は、かれこれ約15着ほど‼
初めてドレスを受け取ったときの気持ちは、もうそれはそれは、ワクワクが止まりませんでした‼(笑)
しかも、初回はホームステイ中で、ホストファーザーのお姉さんに仕立ててもらったのです!
日本では耳にしていたガーナのオシャレ事情。ついに、オーダーメイドの服をゲットした時の喜びを新鮮に覚えています。鏡の前で写真に残すべくずっとポージングしていました…!(笑)
その時は、サイズもぴったりで、ほとんどお直しはありませんでした。試着して、あれ?と感じても、毎回気になるところをお伝えすれば、無料でお直ししてもらえるので安心なんです。
テイラーさんも、ヨブ(現地語エウェ語で「白人」)にアフリカンドレスを仕立てるということに、きっとワクワクしているのでしょう!生地を持ってお店に訪問し、完成後の試着姿まで、いつも嬉しそうにウェルカムしてくれ、素敵な笑顔を見せてくれるのです。
こうして、私はテイラーさんたちと信頼関係を築いてきました!配属先に学生さんがJICA海外協力隊体験プログラムで訪問した際も、行きつけのテイラーさん2軒に、みんなを連れて行きました‼学生さんも、その初めての経験に楽しそうにしており、テイラーさんや見習いの女の子たちも、たくさんの日本人が自分の作った洋服を着ている姿にとても嬉しそうにしていたんです。
私は、その様子を見るのがとても楽しく、いつもほっこりした気持ちになっていました…





テイラーさんにこの仕事に就くまでの背景を聞いてみました!
「私は2年間の見習い課程を修了しました。その後、スキルを向上させるために、ファッションやデザインに関するさまざまなコースや研修に参加しました。」と話すVさん。
「母は農家だけど、自立し生計を立てるべく、トーゴに住む主人から学び、今はこうして、この仕事に就きました。」と話すもう1人のVさん。
街中を歩けば、そこかしこに見かける仕立て屋さん。そのほとんどが女性たちばかりの現場で、経験豊富なマダムのもとに見習いの若い女の子たちが集い、日々ミシンと向き合いながら修行をしているのです。数人のアットホームな場所もあれば、10名以上の大人数のところも!
みな、職業訓練校などで縫製について学び、卒業後に(または在学中でも)マダムのお店にやってきては、数年の経験を積み巣立っていくみたいです…
ガーナでは、多くの女性たちが「Seamstress(仕立て屋)」として生計を立てています。
彼女たちは単に服を作るだけでなく、地域の文化を支え、家族を支え、そして自らの人生を切り拓いているのです。
ミシンと向き合って熱心に目の前の作業に取り組む風景は、もちろん真剣で、見ていて”熱きもの”を感じます。
いつか、彼女たちがマダムのように自分のお店を開く日が来るかもしれない…
女性のエンパワーメントを軸に配属先で活動する私は、そんなことをふと考えていました。
そう思いを馳せると、女性たちが手に職をつける意義、そこには”支援される”という受け身型ではなく、”プロフェッショナル”というより能動的な姿を見ることができると思うのです。
彼女たちが自分の仕事に誇りを持ち、多くのお客さん・常連さんに感謝されながら、日々その仕事を楽しむ姿を想像すると、彼女たちの今後の将来にエールを送りたい気持ちでいっぱいです!








ガーナに来たら、あなたのとっておきの1枚をぜひ作ってみてくださいね!
アフリカンプリントには、いろいろな意味が込められているものもあるので、そんな楽しみ方をしても良し、またテイラーさんとどんなストーリーが生まれるのかも楽しみですね♪

ガーナの魅力をお届けするガーナ便り。まだまだ続きます。
次回は、ガーナ人と一緒にガーナ料理にトライした模様をお届けします!お楽しみに!!
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