JICA海外協力隊の世界日記

ガーナ便り

一番過酷ってほんと? ガーナ隊員最初の難関 ホームステイの記録 #3

食用作物・稲作栽培でアスチャレという村に派遣されている奥田です!私のホームステイ体験を紹介します!

【子どもたちとの関わり】
ホストファミリーの子どもたちは夏休み中で、日中も家で過ごしていたのでたくさん交流できました!子どもたちから現地語を教わったり、逆に日本語を教えたりしました。折り紙を教えるとすぐに折り方を覚えてくれて、私の知らないところでもたくさん作っていてくれたのが嬉しかったです。

【食事】
ホームステイで最も不安だったのが食事。先輩から「味付けが辛かった」「量が多すぎた」などの苦労話を聞いていたので身構えていました。
実際に出された食事は…?

味付けはピリ辛程度で、水を用意してもらえれば食べられました。ホストマザー曰く、「うちの家族は辛い食べ物を好まない」とのことで安心しました。

しかし…量が多い!!!

ありがたいことに毎日朝、昼、晩の三食を提供していただいたのですが、どれもボリューミーで常に満腹状態でした。

ある日、1時間ぐらいかけて完食しようとしていたらホストマザーが「無理しないで、もう終わりにしていいよ」と言ってくれました。もったいないと思いつつ、もうお腹が受け付けなかったので残させてもらいました。食べきれないぐらいの量を出すのが文化なのかな?とも思いましたが、やはり日本人として「出されたものは食べきること」を守れなかったことに悔しさを感じました。

さらに私が協力隊に興味を持ったきっかけは「世界の食料不足問題の解決に貢献したい」と思ったことです。それなのに現地に来てご飯を残してしまう自分が悲しくなりました。

そこで次の日からはキッチンに入り、ホストマザーが料理を盛り付ける際に「そこでストップ!この量だけでいい!」と主張しました。ホストマザーには「本当に?!ガーナ人にとっては少なすぎる!」と驚かれましたが、「マザーの料理は美味しいけど、私の胃は小さくてこれ以上食べられない」と伝えました。

おかげで完食できる量を提供してもらうことには成功しました。ただ次の食事ではまた大盛りだったので、毎回キッチンに入ってストップをかけていました。ホームステイでの食事の時間は、現地の食を学べたと同時に食について考えさせられることが多く、強く印象に残った経験となりました。

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写真は左から朝食(ミロとサンドイッチ)、昼食(トマトソースとプランテンとワチェ(赤飯))、夕食(魚+小松菜のソースと茹で卵とヤムイモ)。

「アフリカには飢餓でやせ細った子どもが多いというイメージを持たれることが多いけど、全員が全員そうではない。食べ物はあるし、アフリカにもいいところはある」。これは配属先の同僚に言われた言葉です。

確かに日本でのアフリカのイメージは「貧しい」「食べ物がない」といったマイナスな切り口が多い気がします。アフリカをひとくくりにして捉えてしまうことも多いと思います。

でもアフリカは広い。アフリカの中のガーナという国の中でさえたくさんの違いがある。いい面も課題点も現地に来ないと分からない。いかに思い込みが思考を左右するか。ガーナに着任して1か月経った頃の学びです。これからも現地をよく観察し、思い込みに頼らない思考を心がけようと思います。

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調理風景。手伝いを申し出てもやることないと言われたので、見学していました。

【現地語】
ダンメ語を勉強しました!英語や日本語にはない発音がたくさんあり、発音練習に苦戦しました。ホストマザーや子どもたちも練習に付き合ってくれたおかげで少しずつ話せるようになりました!挨拶、自己紹介、買い物の表現、数字など、生活するための最低限の表現を教わりました。

現地語訓練の最終日は口頭テストだったので必死に暗記しました。現地語の先生の名言は「あなたのノートは紙のノートではなく頭のノート」。書いて終わりではなく覚えなさい、という意味です。

今はスマホでも簡単にメモしたり検索できたりしますが、ある程度の記憶力は鍛えねばと感じました。

【最後に】
ホームステイ中は慣れないことの連続でしたが、いつも私のことを気にかけてくれる温かいホストファミリーのおかげで貴重な経験を得ることができました。ここには書ききれなかった様々な経験を今後も発信できればと思います! 

Motsumi(モチュミ:ダンメ語でありがとう)!

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