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Hola, qué tal?（こんにちは、元気ですか？）

グアテマラ野球隊員の岩本です。今回は、私の任地であるシェラについて紹介したいと思います。

私の任地は、グアテマラのケツァルテナンゴ県ケツァルテナンゴ市です。前回少し触れましたが、ケツァルテナンゴにはもともとマヤの先住民族が住んでおり、彼らの言語である「キチェ語」では「Xelajú」と呼ばれていました。スペイン人による征服の際に「Quetzaltenango」と名付けられましたが、地元の人々は今でも親しみを込めて「シェラ」と呼んでいます。

シェラはグアテマラ西部に位置する、標高約2,300メートルの都市です。朝晩と日中の気温差が激しく、朝と夜はとにかく寒いです。ただ、年間を通じて日中の気候はとても過ごしやすく、気温は20度前後で程よく乾燥しています。そのため、日本に帰国した後、夏の暑さに耐えられるか少し心配です。

丘の上からシェラを見渡すと、山々に囲まれているのがよくわかります。シェラには、標高3,722メートルのサンタ・マリア火山がそびえており、残りの任期中にぜひ登頂してみたいです。また、先住民族の文化が色濃く残る地域であり、マヤ系のキチェ族が多く住んでいます。さらに、大学の街としても有名で、グアテマラ国内外から多くの学生が集まります。

グアテマラ第2の都市と位置づけられる大きな街ですが、今でもグアテマラの伝統的な街並みを感じることができます。街の中心地には歴史ある教会や劇場が立ち並び、道路は石畳でできています。ここを歩いていると、グアテマラで生活していることを改めて実感します。

観光地はあまり多くありませんが、おしゃれなカフェやバーがたくさんあり、美味しいグアテマラのコーヒーや地元のラム酒を楽しめます。特にシェラでは「ケツァルテカ」というラム酒が有名で、ハマイカ、タマリンド、オレンジ、マンゴー、パイナップル、ブラックベリーなど、さまざまなフレーバーがあります。地元の人々も気さくで、よく話しかけてくれるため、バーやカフェでは自然と交流が生まれます。

シェラには「Xelajú MC」というプロサッカーチームがあり、地元の人々からは「Súper Chivos」という愛称で親しまれています。「Súper Chivos」を直訳すると「スーパーなヤギたち」という意味ですが、これはチームの誇りを表す合言葉のようなニュアンスでも使われており、マスコットキャラクターであるヤギがそのモチーフとなっています。昨年末、グアテマラ国内リーグでリーグ優勝を果たし、そのままプレーオフでも優勝したことで、街中がファンの熱気に包まれました。

活動先の同僚やその友人たちがよく試合に連れて行ってくれます。試合中、スタンドから発煙筒や花火が上がり、試合が見えなくなるほど煙に覆われます。

中南米の街全体で地元のチームを応援する雰囲気は、本当に素敵だと感じさせてくれる瞬間です。

シェラは伝統的な街並みと現代的な街並みが共存する美しい街です。スーパーやショッピングセンターも充実しており、生活しやすい上に、グアテマラの文化や歴史も感じることができるため、とても大好きな街です。シェラが任地でよかったと感じています。

次回は活動について紹介できればと思います。

Nos vemos! (またね！)