JICA海外協力隊の世界日記

インド便り

日本語教育/「神々の土地」ウッタラカンド州

北インドにあるDehradunの大学で日本語を教えている成川しのぶです。

私にとって2回目の学期が終わったある土曜日、2年生たちが遠足を計画してくれました。

大学から車で3時間ほど、山を登ったところにあるSurkanda Deviというヒンドゥー教のお寺です。

ヒマラヤに近く、ガンジス川の源流があるここウッタラカンド州は、Dev Bhoomi(神々の土地)と呼ばれ、ヒンドゥー教の聖地や巡礼地が数多くありますが、Surkanda Deviもそのひとつだそう。

学生たちが一生懸命日本語で、このお寺にまつわる神話を説明してくれました。(インドの人たちは神話が大好きです)

要約すると、

”「破壊と再生の神」として知られるシヴァ神の妻サティは、シヴァを嫌っていた父親に侮辱され、自ら火に飛び込んで犠牲となった。

嘆き悲しんだシヴァが彼女の身体を抱き上げて宇宙のダンスを舞うと、「守護の神」ヴィシュヌ神が現れ、嘆きのダンスを止めるべくサティの身体をバラバラにする。

それぞれの部分が落ちた51か所が巡礼地となり、Surkanda Deviは彼女の頭が落ちた場所とされている…”

のだそうです。

3㎞ほど山道を登り標高2,700mの山頂に到着すると、そこには絶景が広がっていました。

ヒマラヤの麓にいても、なかなか見る機会がなかった冠雪のヒマラヤ山脈を、初めてこの目で見ることができ感動でした。

7,800mを超える山々は息をのむほど美しく、私にこの景色を見せたいと思ってくれた学生たちに感謝です。

派遣先の大学は山岳地方出身の学生が多いのですが、いつも誇らしげに出身地の話をする理由が分かりました。

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