JICA海外協力隊の世界日記

インド便り

日本語教育/インドの竹笛バーンスリーに出会う

2024年度2次隊の成川しのぶです。北インド、ヒマラヤ山脈の麓の町Dehradunにある大学で日本語を教えています。

現在雨季真っ只中のインド。豊かな自然に囲まれたキャンパスは木々の緑がいっそう濃く、雨が降っていない朝は早起きして、キャンパス内を散歩するのが日課になっています。

最近、ある楽器に出会いました。インドの竹笛バーンスリーです。ヒンドゥー教ではクリシュナという神様が愛好する楽器として知られていて、よくバーンスリーを手にした姿で描かれています。今でもインドの古典音楽で広く使用されています。ヒーリングミュージックを聞いていた時、周りの森から木々を抜けて響いてくるような音色に心惹かれました。早速バーンスリー専門店からお取り寄せ。YouTube先生の下で、毎日15分と決めて練習を始めました。が…

なかなか音が出ません。1歩進んで0.5歩下がる、下手すると1歩進んで2歩下がります。不思議とがんばって吹こうとするとスカスカな音になり、いったん肩と指の力を抜くと、ふと音が出ます。何事も力んではうまくいかないのだと、妙に納得したのでした。

目下の目標は、同じゲストハウスに住んでいる中国語学科の先生と、電子ピアノとバーンスリーでセッションすること。果たして任期中に実現できるか…(笑)

 

毎日雨が降り続くと、吹き口の穴の周りに、なんと一日でカビが発生します。柔らかい布でお手入れするといいとのこと。そこで登場したのが、駒ケ根の訓練所で生活班のみんなと作った手拭いです。玉ねぎの皮を煮出して染めた色は少し色あせてきていますが、世界中の様々な場所でがんばっている仲間のことを想いつつ、私も肩の力を抜いて活動に励もうと思う今日この頃です。

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