JICA海外協力隊の世界日記

キルギス共和国便り

協力隊あるある!? "言葉が通じない!何をすればいいかわからない!!"

※巡回先の学校にて同僚と

みなさん、こんにちは!海外協力隊と聞くとどんなイメージがありますか?

水資源の確保のために井戸を掘ったり、青空のもと、授業をしたり…!?かもしれませんね。

私が今いるのは、中央アジアのキルギス共和国。ソビエト連邦の崩壊後に独立した若い国。多民族国家で、子どもたちが街にあふれ、勢いがあります。

よくあるタイプの建物.jpg

※よくあるタイプの建物

私は管理栄養士として、首都ビシュケクの病院にある健康促進室で、地域の巡回による栄養教育などに取り組んでいます。ソビエト時代の古い建物が多く残る中、病院も例外ではなく、停電、断水、たびたび停滞するインターネットには苦労させられています。それでも、人好きなキルギス人に囲まれての生活は楽しい毎日です。

※青空教室

若い頃に憧れた海外協力隊派遣が決まり、いざ現地に来てみると、現地の人が、何を言っているのか全くわかりません!私が必死になって話しかけても、英語で聞き返されたり、、、

最初の数週間~数か月?は仕事をする所の話ではありませんでした。

そんなとき、社会人一年生だった頃のことを思い出しつつ、気力を振り絞って職場に通いました。

・誰よりも早く、毎日職場に行く

・キルギス語で「こんにちは」と「ありがとう」を連発する!

・朝、昼のティータイムの準備とかたづけと職場の掃除する!

・職場の資料整理しながら、キルギスの栄養教育の内容を知る!

・とにかく、伝えたい気持ちをアピールする!

来たばっかりの言葉もわからない外国人に、仕事なんて、あるわけありません!

何か一つでもわかることわかることを見つけるため、こんなことを続けていると、なんとなく職場のルーチンも分かってきます。そしていつの間にか、なんとなくコミュニケーションもとれるようになり、ひとりの同僚として認知されてきたように思います。

同僚たちと.jpg

※同僚たちと

※高齢者への栄養指導

キルギスに来てから15カ月目の今では、ほぼ毎日のように外勤があり、管轄内の学校などを忙しく飛び回っています。

現地の役に立つ何かを始めるには、想像以上に時間が必要でした。仕事らしい仕事ができるようになるまで半年近くかかりました。でも、これこそ私が憧れた海外協力隊の姿だと感じています。あと、残り8か月楽しみながら頑張ります

学校での食育の様子.jpg

※学校での食育の様子

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