2025/12/01 Mon
活動
協力隊あるある:気づけば一人で全部担当!?

※キルギスの山々に囲まれて
Саламатсызбы!
みなさん、こんにちは。
キルギスに派遣されている木下るさかです
※かわいい生徒たちとの1枚
【ある日の出来事】
新年度が始まった9月のある日、
「私、田舎に帰るから、後はよろしく!」とカウンターパート(同僚の先生)に言われ、気づけば一人で授業を担当することに。
他の先生の協力を得ながら授業を行いつつ、残り1週間で年末年始の休暇が始まるというタイミングで、「再来週からドイツに行くの!」と笑顔で告げられ、またまたカウンターパートが不在に…。
このように、一緒に働くはずの人がいないことは協力隊あるあるではないでしょうか。
【居場所がなくても学校へ】
自分の教室も、荷物を置いておけるデスクも、職員室の席もありません。
それでも「とにかく学校に行く」ことを大切にしてきました。
顔を覚えてもらうために、授業のない日でも学校に行ってお喋りしたり、大掃除に参加したり、一緒にグラウンドを走ったり、雪合戦をして遊んだり…。
授業では、一人ひとりのノートチェックをしたり、ぬくもりを感じられる掲示物を手作りしたり、生徒を名前で呼んで、とにかくたくさん褒めてあげて、「できなくても挑戦することが大事!」と伝え続けました。
【これからの挑戦】
街を歩くと「るさか先生―――――!!!」と生徒が駆け寄ってきてくれるようになりました。
少しずつですが、先生方にも頼りにしてもらえるようになってきたので、生徒が楽しく英語を学習できるような授業を先生方と一緒に作っていきたいと思います。
昨年は実施できなかった日本クラブを開設したり、他の隊員と協力してイベントを開催したりしたいです。

※日本文化紹介イベントでステージにも立ちました
※前所長の送迎会にて、いつも支えてくれる大好きな同期たちと
【最後に】
カウンターパート(同僚)が変わることや、いなくなることは「協力隊あるある」かもしれません。
でも、その分「自分にできること」を考え、「自由に活動する」チャンスでもありました!
生徒に伝えている「できなくても挑戦することが大事!」という言葉は
私自身や世界中で活動している隊員の皆さんも共通して言えることだと思います。
そして、その頑張りを見てくれている人は必ずいます。
残りの任期も、毎日を楽しみながら、目の前のことに真摯に向き合い、自分ができることと、自分にしかできないことを少しずつ増やしていけたらと思います。
(木下 るさか、2024年4月~、青少年活動)
※白銀の世界に包まれた冬のソンクル湖
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