JICA海外協力隊の世界日記

キルギス共和国便り

サッカー隊員の活動紹介/中央アジアの女子サッカー育成

キルギスの首都ビシュケクでサッカー隊員として活動中の前原です。

中央アジアでもサッカーの人気は高く、“もうサッカーの普及なんてしなくても…”と、思うかも知れません。しかし、女子サッカーは、ヨーロッパやアジアでその規模や価値において、まだ初期段階ながらも重要な成長段階へと進んでいます

だから私は、2つの柱を設定して活動しています。一つは、選手育成。もう一つは、国内環境に合わせた機会を得ることです。

日本でも女性がスポーツをする機会や参加率で考えれば、高校卒業からの参加率は低くなっていく傾向があります。だからこそ“する”だけでなく、“観てもらう”、“支えてもらう”、“知ってもらう”ことにも念頭を置いて活動をしています。

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※日本の“ユース育成について:哲学と指導方法”の指導者講習会

選手育成については、大変であるものの若い才能を育てるために、ほぼ毎日練習に取り組んでいます。また、“知ってもらう”ことについては、キルギスサッカーの発展を願いつつ、日本の“トレセンシステム”を紹介する機会を得ることが出来ました。
そしてもう一つ、“支えてもらう”ことについては、日本のドローン企業に協力支援を得て、練習中の選手の動きを撮影するなど、テクノロジーや機材案内でなく、それらのノウハウをキルギスの大学でI Tを学んでいる生徒と一緒になって、サッカーを“観てもらう”、“支えてもらう”人材を増やす計画をしています。

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※男子チームの練習をモデルにドローン撮影による映像分析

※女子U17アジア杯予選登録メンバーならびにスタッフ

2年間の活動もあと残り半年ほどです。これまでに私は「何が出来たんだろう!?」と考えるよりもキルギスの女子サッカー環境にとって、「何かできないかな!?」といつも考え活動しています。

最後に、先月はアジア杯での勝利も経験しましたが、私にとって日々の成長と成功を引き続きサポートしていきたいと思います!

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※勝利後のローカールーム(観戦に来られた女子レスリングメダリストと共に)

それではまた、次回の日記をお楽しみに!!

(前原誠治、20244月~、サッカー)

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