2026/04/24 Fri
私の活動を紹介します ~JICA海外協力隊への挑戦と学び~
Sabaidee!(こんにちは!) ラオスの首都ビエンチャンにある女性障害者協会で、コミュニティ開発の隊員として活動している2023年度4次隊の田口妙子です。
まず最初に、私が協力隊に参加することとなったきっかけについてお話させてください。実は協力隊への参加は、17歳の時に⼀度諦めた夢でした。その後時が経ち、ある日たまたま電⾞内で⾒かけた中吊り広告をきっかけに久しぶりに応募要項を確認したところ、条件が変更されていていることに気づき、 『たとえ1%でも叶う可能性があるのなら挑戦しよう!』と思い、応募を決意しました。 一度は諦めた夢を叶えることができたのは、⼼のどこかにずっと灯り続けていた「知りたい」「やってみたい」という好奇⼼があったからかもしれません。
こうして参加することが実現し、今まさにラオスで活動をおこなっていますが、早いもので2年間の任期も残りわずかとなってしまいました。私の活動先である、ラオス⼥性障害者協会(WWDA/Women with Disability Association)は、ビエンチャン市街の南東約20kmに位置し、タイとラオスを結ぶメコン川初の友好橋の近くにあります。文字通り女性障害者の支援を行う配属先で、ペーパークラフト・陶芸・織物などの手工芸品の新製品開発や品質改善の助言をおこなうほか、観光客集客のための広報活動やイベント企画など、多岐に渡る支援をしています。現在の主な活動や、日常の一コマをざっくばらんにいくつか紹介させて下さい。
☆ 陶器の新商品開発や、釉薬(ゆうやく※陶器の表面に塗る上薬)作り、そしてサプライズ作品の登場 ☆
協会では陶器の新商品開発や、釉薬の製作にも取り組んでいます。釉薬の原料はもともとタイから輸入されていますが、その一部を国内で手に入る木灰や藁灰に置き換えて作る方法を、専門家の方から教えていただき、スタッフと協働で実践しています。先日はこっそり富士山型の陶器を作っていたようで驚くとともに、わざわざインターネットで日本について調べてくれたのかと思うと、とても嬉しくなりました。作業中は、自分の手が空いているメンバーが自然と他のスタッフのサポートに入ってくれたり、必要な道具が現場に無いと分かれば廃材を加工して作ってくれたりすることもあり、抜群のチームワークを感じています。
☆ 燃料が無い 、注文品が仕上がらない、などの苦労もあります… ☆
燃料が高額なため、注文品のための焼き窯内にできるちょっとした隙間をお借りして、テスト作品を置いています。順調かと思いきや、11時間後にまさかの燃料切れ(通常は12時間ほど必要ですのであとちょっとなのですが…)。大事な注文品はもちろんですが、テスト作品の制作もあえなく失敗に終わりました…。このようなことも多いため、注文品がなかなか仕上がりません。先日は、なんとお客様の帰国当日に何とかお渡しすることができましたが、“これぞThe Laos”な展開です(笑)
☆ スタディツアーの受け入れ ☆ 日本から、国際協力に興味があったり学んでいたり、また将来の仕事として考えている方々がスタディツアーで訪問されることが多々あり、現場でのやり取りの中で交わされる、彼らの質問や感想には、新たな視点や気づきが詰まっており、私自身の学びをより深めてくれる貴重な機会となっています。このような日本国内にいては出会えないような方々との出会いも、活動現場の大きな魅力です。
☆ ワークショップの対応 ☆
人気の陶芸ワークショップには多くの日本人の方にお越しいただき、売上アップにもつながりました。また、機織りワークショップのお問い合わせをいただいたものの、説明できる知識がなかったため、事前勉強として人生初の機織り体験に挑戦しました。
☆ イベントも開催しました ☆
各種のイベントも実施し、日本の伝統衣装である十二単での演武やファッションショー、カーレット(卓上でおこなうカーリング)など、大変多くの方々に楽しんでいただけました。
☆ 有機野菜のふりかけを販売 ☆ 2023年度4次隊の同期である山根かれん隊員が活動しているシェンクワン県の農家さんが作った、有機野菜のふりかけ販売を始めました。試食用に、カオニャオ(ラオスの主食であるもち米)を用意した効果もあってか、皆さんよりとても美味しいという声をいただき、売れ行きもなかなか好調でした。

▲上の写真は、スタッフみんなで仲良く、職場のトラックに乗ってお昼ご飯を食べに出かけるところです。
いかがでしたでしょうか。JICA海外協力隊に興味はあっても、なかなか⼀歩を踏み出せない⽅や、「今さら⾃分にできることなんてあるのだろうか」と躊躇される⽅もいらっしゃるかもしれません。 けれども、国際協⼒の現場では、年齢に関係なく、異⽂化との出会いを新鮮に楽しむことができます。 また、赴任先の現場だけではなく、応募から派遣に⾄るまでのプロセスの中でさえ、新たな学びや出会いがあり、⾃分⾃⾝の成⻑を実感できる貴重な時間となります。特に私と同じようなシニア世代の⽅々に協力隊を経験していただきたいと、私は思っています。 海外での新たな体験を⼼から楽しみ、その中で得た喜びや感動を、ぜひ⼦どもや孫の世代へ伝え、国際協⼒の魅⼒を次世代に広げていっていただけたらと願っています。 私はこれらのことを通じて、世界中の誰かの未来を照らす⼀助になれたらと思っています。
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