JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル便り

【 ほろよい回想 #4 】お墓からご遺体を取り出す儀式

マダガスカルの伝統儀式「Famadihana (ファマディアナ)」に参加してきました。

ファマディアナとは、
亡くなった先祖や親族のご遺体をお墓から取り出し、新たに布を巻き足す、という儀式です。
(マダガスカルでは、火葬ではなく、遺体を布で巻き包んで埋葬します。)

ファマディアナでは、最初からとにかく踊ります。想像以上にずっと踊ります。祭です。前日から当日まで、トータル16時間以上は踊っていたと思います。
家族間でお揃いの服を合わせて着たり、亡くなった方それぞれの遺影を楽しく左右にブンブン振ってアピールしたり、存分に酒を浴びたり。

亡くなってからも、こんなに皆んなに盛り上げてもらえるなんて、自分だったら嬉しいなぁ~ と、音楽隊の太鼓や笛の音波と共に、現場の空気感が体に入ってきました◎

墓場まで大行列で移動したら、ついにお墓の掘り起こしです。

約1時間半、ずっと掘り続けた末、ご遺体が7体ほど取り出されました。

それぞれゴザに包まれ、親族の膝の上へ。
亡くなった方の物質的な重さを、直に体で感じるってどういうことなのか。そこに座って受け止めたことがある人にしか分からない。

ここからは、お祭りムードの中でも、やっと涙を流し故人を偲ぶ人々がでてきて、色々な感情と空気がマーブルに漂う現場となりました。

(このタイミングで私は帰宅 ....私を案内してくれたマダガスカル人の、ご遺族への配慮からでした。)

続きを私は見ることが出来ませんでしたが、ご遺体はこのあと、親族に囲まれた中で新しい布を巻いてもらい、お墓に再び埋葬されたのでしょう。
そして、また数年後の次のファマディアナで。

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