2025/12/01 Mon
活動
「やっぱり おらが自慢のアワック」 感謝の1年4ヶ月
こんにちは!
ミクロネシア連邦、ポンペイ州、アワック小学校で
小学校教育という職種で派遣されている小林未季です。
埼玉県の小学校の先生を11年と、
シンガポールの日本人学校での3年間に区切りをつけて一念発起!
2024年度1次隊8月6日に日本を離れ、
空港やスーパーなどのある都市から車で20分程度の
任地に来ています。
突然の報告になりますが、この12月をもって日本への帰国を決めました。
次なる自分の大切にしたいこと、頑張っていきたいことに
一生懸命になりたいと、自分がした選択です。
今回が私からのここでの最後の世界日記となります。
大好きなアワックの人たちとの思い出を振り返りながら感謝を伝えたい。
気持ちが届くように丁寧に大事に言葉を綴りたいと思います。
【アワックでのホームステイが始まった日】
首都であるコロニアから、
荷台ににスーツケース2個と
大きなリュックサックを背負って移動しました。
前日にホストファザーとは顔を合わせていたけれど、
今日から他の隊員とは離れ、
街には一人では簡単に行き来できない距離での生活のスタートは
少しの不安があったことを覚えています。
でもその不安はすぐにかき消されました。
車が自宅に着くと、たくさんの方がすでに家に来ていて、
家族がとても忙しそうに動いていました。
私の来る日に合わせて、現地のおもてなしとして
サカオ(特別な飲み物)の準備や
ご馳走を用意してくれていました。
「あなたは今日から私たちの家族」
そう言ってもらって、すごくすごく嬉しかったのと
すごくすごく安心しました。
現地の人たちと一緒に、
内側からここでの文化に触れる日々が始まりました。
【アワックでの日々】
翌週から学校での活動が早速始まりました。
日本の学校で14年間働いていた経験があったとしても、
ミクロネシアの学校では1年生の私です。
毎日が発見の連続でした。
日本の当たり前は当たり前ではなく、
ミクロネシアの学校の素敵なところを
たくさん見せてもらいました。
【まもなくアワックを離れる】
今思うのは、
たくさんの支えがあったことと
寂しいと思う大切な繋がりができたことへの感謝です。
家に帰ったら、
「ネイ プロト(戻りました!)」と言うこと
家族が帰ってきたら、
「ウェルカム バック(おかえりなさい)」と迎えること
私が、毎日大切にしてきたことの一つです。
嬉しいことがあった日も、
大変なことがあった日も、
自分からコミュニュケーションを取ることは欠かさないようにしました。
そうすると
「ヤイロン?(今日どうだった?)」
「コトモンゲー(ご飯食べな!)」
そんなあったかい言葉がいつも返ってくる我が家は
すぐに私の大切な居場所になりました。
家族とはまた別の存在が家にいることや異文化を受け入れて一緒に生活することは、
ホストファミリーにとって簡単なことではなかったと思います。
けれども、ホストファミリーはいつも私を家族の一員として考え、
衣食住を共にし、当たり前のように支えてくれていました。
本当に本当にありがとう。
今、とても寂しく思うのは、
ここで大切な繋がりができたからほかありません。
大切にしてもらったからこそ、
自分が大切にしたいものも、大事にしたいことも、
ここで見つけることができたように思います。

【Kalahngan】
ポンペイ語でありがとう
駒ヶ根訓練所や支所での研修から、任地での生活を終えるまでに
たくさんの出会いがあり、
たくさんの学びがあり、
この選択をしなければ得られなかった
貴重な経験をさせていただくことができました。
そして、その体験をこの世界日記を通して、活動を伝える機会をもらえたことも幸せでした。
読んでくださったみなさんにも感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
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