JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

「おらが自慢のアワック(ASAC編)」

こんにちは!
ミクロネシア連邦、ポンペイ州、アワック小学校に
小学校教育という職種で派遣されている小林未季です。
埼玉県の小学校の先生を11年と、
シンガポールの日本人学校での3年間に区切りをつけて一念発起!
2024年度1次隊として2024年8月7日に赴任しました。
空港やスーパーなどのある都市部から車で20分程度の任地に来て
やっと10ヶ月ほど経ったところです。
あと2ヶ月で1年と思うと、あっという間だったような•••
長かったような•••

今回は、私の住むポンペイ島はウー地区、アワックの任地について、
まだまだミクロネシア初心者のそんな私から見た
「おらが自慢のアワック(ASAC編)」をベスト3で紹介します。

活動2ヶ月目から課外活動をスタートさせました。
その名もASACAwak School Art Club
絵画クラブです。
図画工作が好きな子ども達と
絵を描くことを中心に放課後や授業時間をいただいて活動しています。
そんなクラブの子ども達のいいところを紹介します。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第3位「どの学年も仲良し 異学年グループ交流」
アワック小学校は、ポンペイ州の他の小学校と比べとても小さい小学校です。
そのため、みんなが顔見知りで、仲良しです。
ASACでは、一つの班がいろいろな学年の生徒たちで構成されていますが
子ども達は学年が違っても、積極的に関わって話したり、手伝ったりと頼もしいです。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第2位「とりあえずやってみよう!」
絵画クラブでは、絵を描くことを中心に活動しています。
ここアワック小学校では、日本の様に図画工作の授業はありません。

そのため、日本のみんながやるような
「絵の具」を使った経験がない子がたくさん。

初めて絵の具を使ったのがこの絵画クラブという子も。
初めては誰だってドキドキしますよね。
でもとりあえずやってみよう!
色々お題を準備して、みんなに一生懸命取り組んでもらうこと。
これが、絵画クラブの時間の目的の一つです。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第1位「自分たちで自分たちの場所を綺麗に」
絵画クラブは、アッセンブリーと呼ばれる大きな多目的室を貸していただき、
行うこともあります。
アッセンブリーは、普段は他の授業や休み時間でも使用するので、
絵画クラブのために準備しても、絵画クラブが始まるまでに教室を使った人が汚して、
汚いままになっていることもしばしば。
「たつ鳥後を濁さず」ということわざがありますが、
ここミクロネシアでは、あまりその意識を感じることがありません。

食べたら食べっぱなし、汚したら汚しっぱなし。
もちろん全員が全員ではないのですが、次の人が気持ちよくというより、
今でいっぱいいっぱいになってしまっているのかなと思います。

しかしながら、絵画クラブのこどもたちは、
部屋の準備をしているのが私と知ってか知らずか、
片付けを率先して手伝ってくれる子がいます。

使わせてもらっているという感覚や、
使ったら片付けることで次の人が気持ちよく使えるという相手を思う気持ち。
絵のことだけではなくて、そんな大切なことも伝えられたら嬉しいなと思います。

昨年度、日本で開催された絵の展覧会に全員で参加しました。
展覧会へ作品を出品するのが初めてという子もいました。
子どもたちにとって貴重な経験になったと同時に、
私にとっても普段以上に広い範囲の学年の子ども達と絵を通して関わる良い時間になりました。
協力隊として、小学校教育の中でも算数に特化して派遣されていますが、
情操教育にも少しずつ関わることができ感謝の日々です。

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