JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

小さなピアニストたち♪

カセレーリエ(こんにちは)♪

ミクロネシア連邦のポンペイ島で音楽を教えております、小松あゆかです。

今回は夏休みを利用して行ったピアノのサマースクールの様子をお伝えします♩

「そもそもピアノってミクロネシアにあるの?」

この島には楽器屋さんというものがなく、年に一回のクリスマスシーズンのみ、プレゼント用として小さなキーボードが店に並びます。

ですので、クラシックピアノを弾くことができる人はほぼ0人です。

余談になりますが、それでもYAMAHAのシンセサイザーは一部の音楽愛好家にとても人気があり、この島でも約30万円ほどで売られています。ハワイから輸入しているそうです。サウンドクラウドという音楽共有アプリで自分が作った曲をアップロードし、島の人たちはそれを好んで聴いています。俗に言う「アイランドポップミュージック」と呼ばれるものは、これらのシンセサイザーで作曲し、演奏されていることが多いです。

「ピアノレッスンをやってみよう♩」

「先生みたいに私もピアノ弾きたい!教えてほしい!」という子どもたちからの声を受け、夏休みを利用して特別レッスンをすることになりました。

特に音楽の成績が優秀な4年生の中から3人のピアニスト候補生をピックアップし、特別レッスンがスタートしました。

ト音記号、ヘ音記号、音符の読み方をゆっくりゆっくりと覚えていきます。

今回は約2週間という短い期間でしたが、子どもたちは見る見るうちに成長していきます。

「レパートリーは1人5曲♫ミニコンサートも開催」

きらきら星、お誕生日の歌をはじめとして、弾ける曲のレパートリーは5曲にまでなりました。

粘り強く練習に取り組んだ子どもたちを誇りに思います♩

レッスン最終日にはミニコンサートを開催しました。保護者、先生方、約20名の方々が聴きにきてくださり、彼女たちは立派に演奏しました。

これでピアニスト候補生から"小さなピアニスト"になりました♫

サマースクールは終わりましたが、彼女たちにはこれからも音楽を楽しみながら心豊かにピアノと関わっていってほしいと思います♬

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