JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

おらが自慢のアワック(文化編)

こんにちは!ミクロネシア連邦、ポンペイ州、アワック小学校に
小学校教育という職種で派遣されている小林未季です。

埼玉県の小学校の先生を11年と、
シンガポールの日本人学校での3年間に区切りをつけて一念発起!
2024年度1次隊86日に日本を離れ、
空港やスーパーなどのある都市から車で20分程度の任地に来て
やっと4ヶ月ほど経った所です。

前回は、私の住むポンペイ島はウー地区、アワックの任地について、
「おらが自慢のアワック(景観編)」(※気になるあなたは少し前の投稿をチェック!)
でご紹介しました。
今回は、まだまだミクロネシア初心者のそんな私から見た
「おらが自慢のアワック(文化編)」をベスト3形式で紹介します。







じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第3位「コトモンゲー」
「コトモンゲー」は「来て食べな」というポンペイ語(現地語)です。
学校からの帰り道。
道路沿いには、私の家族の親戚や
ここに住むようになって「カセレリエ」と挨拶を交わす中で顔見知りになった方の家が並んでいます。
道中、時にどこからともなく「コトモンゲー」と声がかかります。
「ミキ!コトモンゲー」その声に誘われて、夕飯前に少し・・・いやがっつりご馳走に。お腹いっぱいになるまで。
気軽にご飯に誘い合う文化って素敵だなぁと思います。
上の写真が、ある日のコトモンゲーでいただいたご飯。お腹いっぱいなのが想像できますよね。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第2位「サカオ」

「サカオ」。これなしではこの州のことを語れません。
「サカオ」は胡椒科の植物であるサカオの根を叩いて、水で揉んだ後、
ハイビスカスの木の皮で包んで絞って作られる飲み物で、鎮静・催眠作用があると言われています。
催事ごとには欠かせない飲み物ですが、私の家族はとても好きで、普段からよく飲んでいます。
家族の家に越した来た日も「サカオ」でおもてなしていただいたのをよく覚えています。

味はというと・・・ですが、飲むとよく眠れるサカオ。
サカオを囲む雰囲気も好きです。
一つのカップを共有して、その時間を楽しむ。
その中でなんでもない話をしたりしなかったり気持ちのいい時間です。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・


第1位「カマドゥップ」

10月ごろそれぞれのポンペイの各地域で収穫祭が行われます。
その名前はカマドゥップ。
サカオ、豚、ヤムイモをその地域のチーフに捧げます。
その日は、その地区のみんながチーフの家に集まってお祭り。
収穫を祝いながら、感謝を。
大きなサカオやヤムイモが運ばれてくる様子は圧巻ですし、
豚の丸焼きが手際よく目の前で作られていく様は、今までの慣習を大切に守ってきたことを感じさせます。

まだまだこの地域に来て4ヶ月。毎日が新鮮で、発見があります。
日本との違いを感じつつも、受け入れていける自分でいたいと感じています。

新しい「発見」があったら、またここで共有させてください。

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