JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ便り

#10 La fête de fin d'année

■職 種:幼児教育
■配属先:シディベヌール県教育局
■名 前:佐々木 友美

2024年度2次隊の佐々木友美です。

幼児教育隊員としてモロッコの公立の就学前教室で活動をしています。

モロッコの公立の就学前教室では、季節や文化にまつわる行事も大切にされています。ラマダンの期間にはヘナタトゥーを体験したり、アマジグ族の元旦には伝統衣装を着たりするなど、子どもたちが歴史や文化に触れる機会が設けられています。

また、こうした行事は日本と同様に、子どもたちにとって「特別な時間」でもあります。各家庭から手作りのケーキなどが持ち寄られ、最後にはお菓子パーティーのようになることも。子どもたちは、この年に一度の機会をとても楽しんでいるようでした。

このように、モロッコの就学前教育では、行事を通して文化に触れたり、みんなで楽しい時間を共有したりする機会がありますが、年度末に行われる“La fête de fin d’année”もそのひとつです。
卒業や修了をお祝いしながら、1年間使ったテキストや授業内で作った作品を返却し、みんなでお菓子パーティーを楽しむ1日ですが、活動先の先生方からの依頼があり、今年度末は日本文化を交えた活動も行いました。

私から提案した内容は、扇子作りとどら焼き作りです。
先生方から、子どもたちに扇子を持って日本のダンスをさせたいという希望があったため、牛乳パックを再利用して作った土台に、子どもたちが絵の具で模様をつけました。
当日を迎えるまでに、先生方が子どもたちのために浴衣を真似た衣装を作ったり、子どもたちと一緒に豆絞り風のはちまきの制作をしたりした甲斐もあり、見た目も楽しいひと時となりました。

どら焼きは生地や中身を用意し、好きなように挟んで食べることができるようにしました。
モロッコでは小豆が手に入りにくいため、白いんげん豆を使った白あんを用意しましたが、子どもたちは何とも言えないような表情…。別で用意した杏ジャムの方を好む子が多く、そのままジャムだけを舐めている子が多数いました。

特別感のある一日の中で、異なる文化に触れた経験が、子どもたちの好奇心や柔軟性につながるきっかけになるといいなと思います。

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