JICA海外協力隊の世界日記

モロッコ便り

#9 ねじま

■職 種:幼児教育
■配属先:シディベヌール県教育局
■名 前:佐々木 友美

2024年度2次隊の佐々木友美です。

幼児教育隊員としてモロッコの公立の就学前教室で活動をしています。

モロッコの国旗は深紅地に緑色で星のような模様が描かれています。
この模様はスレイマンの印章と呼ばれ、「魔除けの意味をもつ」「イスラム教の5柱を表す」となど言われています。

よく見ると線が重なっているようなデザインになっているこの模様は、エチオピアの国旗にも描かれています。

モロッコの人々は、そんな自国の旗が大好きで、祝日やお祭りの前後は町中が国旗で溢れ、また、帽子やTシャツなど身に付けるもののデザインにも使用されています。

子どもたちは国旗のことをよく"ねじま(نجمة)" と呼びます。"ねじま"とは、アラビア語モロッコ方言のダリジャで「星」のことです。子どもたちももちろんねじまが大好きで、テキストの中などでそれらを見つけると、ねじま見つけた!と楽しそうにしています。

そんな大好きなねじまの形を活用して、廃材を使った紐通しを作りました。
普段細かい作業をする機会が少ない子どもたちが集中して指先をつかうことや、数字に興味を持ち始めている子どもたちが星の形を作るために数字の順番を覚えることをねらいとしました。

紐通しあるあるで、謎の模様が完成することもしばしばありましたが、それも遊びの醍醐味となり、お互いがどんな模様になったか楽しんだり、うまく星の形を完成させることができた子が難しそうにしている子に教えたりといった姿がみられました。

他にも、ねじまが書けるような点結びの教材を用意したり、切り紙で星の形を作って飾ったりなど、活動を考えるにあたって、ねじまにはたくさんのヒントをもらっています。

今後も身近なところからインスピレーションをもらいながら、子どもたちの力や気持ちを伸ばせるような活動を考えていきたいです。

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