JICA海外協力隊の世界日記

モザンビーク便り

コミュニティ開発/はじめまして

はじめまして

モザンビークに来て、気づけば1年半が過ぎ、
任期終了まで、あと3ヶ月となりました。

こちらでの生活も少しずつ日常になり、
最近は、ついつい見逃してしまいそうな日々の出来事や、
そのとき考えたことを、
自分の中で整理したいなと思うことが増えてきました。

そこで今更ながら「世界日記」として、
モザンビークでの日々の中で感じたことや、小さな気づきを、つれづれと書いていけたらと思っています。

自己紹介

はじめまして。2024年度1次隊の白波瀬友香(しらはせゆうか)です。
モザンビーク・マプト州モアンバ郡で、コミュニティ開発隊員として活動しています。

任地のモアンバは、首都マプトから車で約2時間ほどの場所にある小さな町です。
農業が盛んな地域で、多くの人が農業を主な生業として暮らしています。
自然が豊かで、道端を牛やヤギが歩いていたり、家にはマンゴー、パパイア、バナナ、オレンジなど、たくさんのフルーツの木があります。
村の人はみんな顔見知り。最近は、近所の子どもたちに名前を呼ばれながら歩くのが日常になってきています。

なぜ協力隊へ?

幼い頃から、「なぜ格差があるんだろう」と考えることがありました。

食べきれないほどのものがあり、大量に捨てられている場所がある一方で、
お腹を空かせて苦しんでいる人たちもいる。
そんなことに、子どもながらに疑問を持っていたのが原点だった気がします。

きっかけのひとつは、『世界がもし100人の村だったら』という本でした。
また、幼少期に1年間アメリカで過ごした際、
異文化の面白さに触れると同時に、
初めて「格差」を実感したことも大きかったように思います。

その後、学生団体でのボランティア活動や、
大学で平和構築・開発学を学ぶ中で国際協力に興味を持ちました。
実際に途上国の現場に身を置き、自分に何ができるのかを考えたいと思い、
会社員として働いたあと、JICA海外協力隊に参加しました。

活動内容

地域住民の収入向上生活改善を目指し、日々試行錯誤しながら活動しています。
現在の活動の軸は、大きく3つあります。

農産物加工

地域で採れる農産物を活用し、ジャムやクッキーなどの加工品づくりを推進しています。
農村部では、輸送インフラや設備の整った倉庫・冷蔵設備が不足しており、
フルーツやトマトなど、傷みやすい作物がすぐに腐ってしまうことがあります。
加工によって保存方法を学び、農作物の価値を高めることで、収入向上につなげることを目指しています。
また、地域にあるものを活かしながら、
食の多様化や「地域の良さ/魅力」を見つめ直すきっかけにもなればと思っています。

② アグリビジネス支援

「作る」だけでなく、「どう売るか」を農家さんと一緒に考える活動です。
JICASHEPアプローチを参考にしながら、農業を小規模ビジネスとして捉え、
マーケットを意識した農業について啓発や支援を行っています。
例えば、地域の専門学校と協働で、農家さんへインタビューをして現状課題を調査したり、
市場関係者を招いて、農家さんに対して市場の動向について話してもらうイベントを開催したりなど、
実践できる形で地域に広げていければと思っています。

小規模事業者支援

①とも関連しますが、地域の小規模事業者・女性グループ・若者グループなどと一緒に、
加工品づくりや販売、イベント出店などのサポートを行っています。
また、貯蓄グループや小規模事業者向けに、貯金や家計簿の大切さなどについての研修を実施したりと、
それぞれのコミュニティが抱える課題に沿ったサポートを実施しています。
日々の暮らしや仕事に少しでも役立つ形になるよう、試行錯誤しながら活動しています。

おわりに

最近は、活動のラストスパートと、
残り少ないモザンビークでの暮らしを存分に味わい尽くすことの狭間で揺れながら、
「モザンでやり残したことリスト」を少しずつ消化中です。
そんな日々のことも、これからつれづれと書いていけたらと思います。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ