2026/10/01 Thu
小学校
ちがいを祝い合う特別な1週間!ナミビアのヘリテージウィーク!


皆さん、こんにちは!2025年度1次隊ナミビア小学校教育派遣の沢田 美百合(さわだ みゆり)です。
2025年8月から、JICA海外協力隊としてナミビアのオマルルに来ています。
今回は、先日行われたヘリテージウィークについてお伝えします!
みんなちがって、みんないい。ちがいを祝い合う1週間!
毎年9月中旬に、ナミビア中の学校で「Heritage Week(ヘリテージウィーク)」というイベントが行われます。ナミビアにはたくさんの民族文化があるので、それぞれの民族文化を尊重し合い、伝統的な衣装やダンスをシェアしながらその文化の豊かさを祝い合うことが目的です。

月曜日はオバンボ文化でした!ピンクのストライプが特徴的。私も衣装を借りて着ました!

火曜日はダマラ・ナマ文化!色々な柄があって目を引くドレス。私は浴衣を着ました!

水曜日はバステル文化!ふりふりの帽子とエプロンがエレガント!

木曜日はカプリビ文化!様々な柄のチテンゲがあってすてき。私も巻きスカートみたいにして付けてもらいました!
最終日の金曜日は、我らがパヘイエ小学校のヘレロ文化!牛の角を模した帽子と裾の長いドレスがとっても華やか!

そうめんを作って食べました!皆さん、箸を使うのが難しそうでした。でも上手に使えていた人も!日本では、幼い頃から箸を使う練習をします。慣れると、食べ物を挟むだけでなく、割ったりすくったりもできて、すごく便利なんですよ!

日本文化もシェアしたい!と思い、茶道の袱紗捌きのデモンストレーションをしました。ヘレロ文化には、口に含んだ水を吹きかけることで物を清める慣習があると教えてもらったことがあって、とても興味深いと思いました。そこで、日本の茶道ではどのように物を清めるかというのを見てもらうことで、文化のちがいを感じ取っていただけるかなと思いました。袱紗を折りたたむ姿が「折り紙みたい」と言っていた子どもたちがいて、なるほど!と思いましたし、“折り紙”がすっかり子どもたちに浸透しているのだと実感して嬉しくなりました。一見すると厳しくて地味に見えるけれど、日本文化もとってもかっこいい!私は、一つ一つにきまりがあって、意味があって、敬意が感じられる、そんな日本文化がだいすきです。
わたしがナミビアでいちばんすきなところ!

私は、ナミビアの“ちがいを受け入れ合って、尊重し合う文化”がだいすきです。私がナミビアに来てから、1番大きな学びだと感じたことです。元々私は、ナミビアに来る前から「みんなちがうけど、ちがいを認め合うからこそ世界は豊かなんだ!」「ちがうって最高に楽しい!」と思っていました。しかし、ナミビアに来て、あまりにもちがう世界に出会って、受け入れる難しさを知りました。「なんで?」と思っていた頃はまだよかったです。「なにが正しいの?」となってしまっていた頃はとても苦しく、「ちがいを認め合う」とよく口にしていた自分が、ちがいを受け入れられないなんて…と落ち込みました。それでも、ナミビアの方々は歴史的背景や文化的背景もあって、私よりはるかにちがいに寛容で、私に対しても広い心で接し続けてくれました。今では、そんなナミビアの皆さんを心から尊敬しているし、きっとナミビアに来ていなかったら気付けていなかったことに気付けて、すごく強くなった気がします。「ちがうって最高に楽しい!」ずっと前から私がすきな言葉ですが、日本にいた頃よりも、“ちがいを受け入れ合う難しさ”を知った今の方がこの言葉の意味がよくわかって、よりすきになりました。

もう一つ、私がすきな言葉を紹介します。皆さんは「桜梅桃李(おうばいとうり)」という言葉を知っていますか?それぞれ、桜(さくら)、梅(うめ)、桃(もも)、李(すもも)という花の名前で、バラ科に属するよく似た種です。しかし、咲く時期や花のかたち、香り、実の味わいもまったく異なります。私たち人間は、みんな似たようなかたちをしています。そして、それぞれの歩む道も似ていると思うときもあります。「みんなが進学するから進学しなきゃ」「みんなが就職するから就職しなきゃ」そう思えば思うほど、「なんで私はあの人みたいにできないんだろう」「なんでこんなに時間がかかるんだろう」と比較して、落ち込んで、自分を責めて…
私自身、そんなときに出会ったのがこの言葉です。「桜は梅にはなれないし、桃は李にはなれない」どんなに似ていたって、まったく別の、唯一の存在です。どんなに頑張っても私は私。あなたはあなた。桜が梅になれなくて、誰が桜を責めるでしょうか。私は私のタイミングでつぼみを付け、わたし色の花を咲かせてやる!そんな気持ちでこれからも自分の道を歩んでいきたいです。ちがってあたりまえ、いろんなひとがいるから世界は豊かなのです!
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