JICA海外協力隊の世界日記

パラオ便り

この世界は好都合に未完成⁉

みなさんUngil tutao.

パラオで小学校の先生として算数を教えている勇ノ上勝希(ユノカミカツキ)です。

みなさんはこのタイトルに馴染はありますか?

そうです。今、日本で大流行りしているサカナクションの「怪獣」の一部ですね。

私のパラオでの生活はまさしく、「この世界は好都合に未完成」だからこそ得られることに満ち溢れています。

この歌詞は、私の暮らしそのものを表していると感じます。

今日はそんな私のパラオでの生活を少し紹介します!

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この写真、みなさん何をしているかわかりますか?

私の住むアイライ州では新しく病院を建てることが決まりました。

そのため、まず病院までの道を整えるために芝生や木を切っています。

男性20人ほどが集まり、コミュニティのためにと力を合わせていました。

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私も少しお手伝いさせていただきました。

アイライ州のみんなと木を切りながら、

「俺、日本行ったことあって日本語ちょっとしゃべれるねん。」

「明日この仕事のお疲れさま会あるけど、来ない?」

なんて会話を楽しみながら活動していました。

私自身、コミュニティのお手伝いをしたいという気持ちと同時に、アイライ州のみんなとの会話を楽しみに行っている部分も大きいです。

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お昼ご飯は女性が担当します。

仕事の後、自然に囲まれながらみんなで食べるカレーほどおいしいものはないですよね?

もちろん最高でした。

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さて、もし日本で病院を建てるとなるとどうでしょう?

おそらく、専門の大工さんが最新の機械を使い、決められた日程通りに設計通りの美しい病院が建てられることでしょう。

もし私がその地域に住んでいたといしても、建設に関わることはなく、完成後の病院に訪れるだけだと思います。

そこにはパラオの「未完成」だからこそ生まれるコミュニティケーションや、コミュニティ意識が強まったり、助け合う大切さを知る機会がないのは少しさびしいな、と感じます。

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日本人の私にとって、「この世界は好都合に未完成」だなと感じる場面は他にもあります。

①卒業式の背景を竹で飾りたい!→近所の家を回って竹を採っていい家を探そう。

②家が火事になってしまった→地域のみんなで集まってミーティングを開き、寄付を募ろう。

③観光地に休憩場所がない。→ミーティングを開いて、地域の人に助けてもらいながら、機材を集め、みんなでサマーハウスを建てよう!

日本人からすると、「めんどくさい」「効率が悪い」と思うかもしれません。

でも、この「未完成」の中に、人とのつながりや助け合う絆が生まれるのだと思います。

私は人として生きていく中で、この二つが最も大切だと感じています。

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日本に住んでいたころの私は、便利さに慣れ、効率を優先し、「誰かと」というより、「いかに早く」「いいものを」を優先して考えていました。できるだけ人に頼るよりも、一人で迷惑かけないように、ばかり考えていました。

今はパラオで「いかに早く」「いいものを」よりも、「誰かと一緒にいること」を優先しています。二歩進んで一歩下がるみたいな暮らしの中でも、人として一番大切なことを見つけることができました。

私はパラオで誰かと一緒に過ごすことが一番大好きです。残りの任期も「人と過ごし何かに取り組んだり、ゆっくりしたりする」ことを活動の軸にしたいと思っています。

ここまで読んでくれてありがとうございました!次の人のブログもお楽しみに!

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