JICA海外協力隊の世界日記

パラオ便り

じゅうどう。

ALII !! こんにちは。

今回の世界日記を担当させていただきます、柔道隊員として活動している田畑翔太朗(たばた しょうたろう)です。

私は23歳で奈良県出身です。青年海外協力隊の前は大学を卒業し、半年間柔道の仕事をさせていただいたのちに2025年パラオに派遣されました。私はパラオオリンピック協会・パラオ柔道連盟に所属して、パラオの柔道を普及・発展することを目的に活動を行っています。私と柔道との出会いは生まれた時からになります。父が柔道の先生だったので、紆余曲折あり柔道を始めることになりました。正直言って、小学生と中学生の時は柔道をやめたくなると思うことばかりでしたが、たまに楽しい瞬間もあるという距離感だったと思います。そして、高校に進学し大学でも柔道を選手として続けさせていただきました。目指していた目標には届かず、振り返ると悔しいという思いが強いですが、かけがえのない仲間や柔道に真剣に向き合ったことは今でも僕の中で輝いています。大学生時代に国際交流担当という役職をさせていただき、母校に来る多くの海外選手・コーチの対応やNPO法人JUDOsのサポートなどをしていました。その中で多くの海外選手やコーチと交流を深める中で、日本の柔道が国境を越えてこれまでも愛されていること、柔道という共通点が人を繋げることに感銘を受けました。そして、卒業後はまず海外に出て、柔道指導をしたいと思い、青年海外協力隊に応募させて頂きました。

私の活動は主に二つです。

一つ目は、幼稚園児から小学生の柔道指導です。この活動は週2回行っています。最近はパラオで開催された国際的な会議で体育館が使われることになり、それから1か月半ほど活動ができていませんが、、、。子供たちは全員で15人ほどだと思います。柔道の技術指導というよりも柔道を好きなってほしい、ワクワクして道場に来てほしいなと思って指導を行っています。ワンオペなのでなかなか難しいところもありますが、来た当初と比べると成長したなと自分でも思います。

二つ目は、高校生たちのクラスです。小さい頃から始めていた子が4人ほどいるので、柔道の技術的なことやトレーニングを行っています。現在は練習場所がないのでビーチバレーの砂浜でトレーニングをしています。いずれかは国外の大会に出場してほしいと願っています。

他にも、小学校で柔道体験会を開催したり、独立記念日のイベントでは柔道体験ブースを出展して、普及を行っています。パラオ人に柔道というと日本の格闘技だよねと認知はされているのですが、体験する機会見る機会が少ないので増やしてい行けたらと思っています。

パラオに来て、色々と価値観や考え方が変わったと思います。

私自身、今まで柔道との関わり方としては競技的柔道でした。それがパラオでは通じません。まず、競技的柔道の視点いえばパラオでは0に等しいです。でも柔道の形はそれぞれだということに改めて気づきました。柔道を作った嘉納治五郎師範は「柔道は心身の力を最も有効に使用する道である」とおっしゃっています。小さい子とのクラスでは、ゲームが8割です。一見すると柔道じゃないと思いがちです。でもその中で、話を聞かず遊んでいてはゲームを楽しむことはできません。楽しむためには先生が説明することをしっかりと聞かないとできない。と思うとゲームをすることも柔道だと言えると思います。

また、柔道の価値にも気付きました。日本では、礼儀や物を大切にすることは自然と備わっているものですし、どのスポーツも大体は重要視して指導していると思います。でも、海外ではこれは当たり前ではないと感じました。一年ほど住んで思うのが、パラオは少し支援慣れしていると思います。相手や物に感謝し敬意を払い思いやること、礼儀を教え、学ぶことができる武道の価値は色んな側面から見ても大きいと思います。

自分がどうなりたいのか、いま何をすべきなのか自問自答しながら頑張りたいと思います。

ぜひ、パラオは日本から直行便があるので観光で来てくださいね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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