2026/10/09 Fri
生活
いただきます
Alii(アリー パラオ語で「こんにちは」)
日本語教育隊員の松村美香です。コロールにあるミゼンティ高校で、選択科目の日本語の授業をしています。
私たちが生きていくのに欠かせない「食」について、最近思っていることがあります。
個人的な話になりますが、パラオで生活していると、食べ物をもらう機会が多いんです。日本にいた時よりも格段に!
「パラオの人たちは、何でこんなに食べ物をくれるんだろう.....?」
ここ数ヶ月に貰った物
①活動先の高校の休み時間
「先生、これよかったらどうぞ。」手作りクッキーのおすそ分け。パラオは、教師と生徒の距離は近いんです。やんちゃな?苦笑 男子学生たちがスナック菓子を手のひらに乗せて差し出してくることもよくあります。手はちゃんと洗ってる??笑
②C先生 彼女は料理上手! お昼休憩の時間に、手作り料理をごちそうになることがあります。「センセイ、おいで。一緒に食べよう!」(日本による統治の歴史を持つパラオには、今も日本語がたくさん。その数は1,000語以上とも。”先生”もその一つ。同じ意味で使われています。) はい、待ってました、そのお声がけ! パラオの料理には、高カロリーで脂質の多いものをイメージされる方がいらっしゃると思います。でも、彼女の料理は、野菜をたくさん使ったもの、サラダ、煮魚など。煮魚を”煮付け”と呼ぶ彼女の味付けは、醤油ベースで日本人の口(ん?私の口?)に合うんです。
ご自身が釣りをされるM先生、O先生の魚料理も美味しい!オシャレな女性教師のお二人! O先生は、「自宅の木になっていたの、食べ頃よ...」と、パパイヤをくれることも。L先生は、私の机の前を通る時に時々、クッキーなどのスイーツを、サッと、ちょこっとくれます。
毎日では無いですが、ミゼンティ高校のランチタイムは時々、ブッフェになります。 先生同士、持ち寄って、「どうぞ!」「ありがとう!」
③朝市、顔見知りになった人たち、アパートの大家さん
上の写真、メガネをかけた女性はYさん。手にはフルーツバット(コウモリ)。朝市で、Yさんからフルーツバットを買いました。値段は5ドル。フルールバットが朝市に出品されるのは、とても珍しいそうです。フルーツバットのその見た目に、買うことをしばらく検討・・・目が、鼻が、歯が・・・う〜ん、どうしよう・・・・・ 「買います!」(次、いつ巡り会えるか分からないもんね...苦笑) Yさん以外の近くにいたパラオ人の方たちから拍手が。なぜ?・・・ どうやら、フルーツバットを買うことへの拍手のよう。勇気を認められた?? そして、パイナップルをおまけしてくれました。え?・・・フルーツバットを買う勇気に対して??・・・えっーと・・「ありがとうございます!」笑 フルーツバットの身の味は鶏肉に似ていて、食べると果物の香りがしました。その名の通り、果物や花の蜜を食べているからでしょうか。スープもおいしい! 思い切って買って良かったです。後日知りましたが、フルーツバットが5ドルは、お値打ちらしいです。毎週木曜日、コロールの中心にある公園で開催される朝市。朝市は、地元の新鮮な野菜や果物、お惣菜などが安く買えるので、とてもありがたいです。
ご近所の男性Gさん「ココナッツは、言ってくれたら、うちの木になっているのをいつでもあげるよ。」
ドレスショップの女性「スタッフミーティングの後のランチ、みんなで食べるから、一緒に食べよう!」「今夜茹でるから、明日、お芋を取りにおいで。」
アパートの大家さん「これ、どうぞ。」バナナの春巻き揚げ。家族のバーベキューをおすそ分けしてくれることも。
「いただきます」
実は、もっとたくさん貰っているんです、ここ数ヶ月の間だけでも。その一つ一つに、とても幸せになります。異国の、異文化の中での生活は、難しさを感じることもあります。だからこそ、食べ物をいただくことは、その人の気持ちもいただいているような気がして、余計に心に沁みるんだと、最近思うようになりました。
日本語学習者を悩ませるものの一つが、敬語の習得です。「いただきます」は敬語です。私はこの言葉が好きです。日本人の精神性が表れていると思います。食べることは、命をいただく、作ってくれた人に感謝していただく、くださる方に感謝していただく、〇〇をいただく・・・
おかげさまで今日も生きています。パラオのみなさん、ありがとうございます。
いただきます。
パイナップルをおまけしてくれたYさん 彼女が朝市に出すお惣菜はおいしい!
ドレスショップのCさん「お芋、ありがとう!」
大家さんの揚げたて”バナナ春巻き”熱々で美味❤️
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