2025/06/19 Thu
活動 自然
世界環境デーにみんなでビーチクリーンアップ


こんにちは、調整員の武藤です。
今回は、6月5日の世界環境デーに合わせて実施されたビーチクリーンアップ活動の様子をご紹介します。
2025年6月5日、世界環境デーにあわせて、パプアニューギニアの首都・ポートモレスビーにあるエラビーチで
清掃活動を行いました。
今回の活動を企画したのは、セントラル州ソゲリ小学校で活動中のJICA海外協力隊・内山翔太隊員。
普段は小学校で英語や理科を教えていますが、この日は子どもたちと一緒に「海を守る」一歩を踏み出しました。
ごみ拾いから学ぶ環境問題
当日は、ソゲリ小学校の児童約60名が参加。JICAボランティアやJICA PNG事務所のスタッフ、首都圏庁(NCDC)など多くの大人たちと協力しながら、浜辺に打ち上げられたペットボトルやお菓子の袋などのプラスチックごみを拾い集めました。
今年の世界環境デーのテーマは「プラスチック汚染をなくそう(Beat Plastic Pollution)」。
活動を通して、子どもたちは自分たちの暮らしと環境問題がつながっていることを体感している様子でした。
サンゴ礁の授業と「サンゴ再生フレーム」体験も
イベントでは、サンゴ礁に関する環境学習も実施。
サンゴがどんな生きものか、どんな役割を持っているのかを学んだ後、
実際にサンゴの破片を「再生フレーム」に取り付ける作業にも挑戦しました。
子どもたちは目を輝かせながら、真剣な表情で作業に取り組んでいました。
絵で伝えた想いが、国境を越えて届いた日
この日にはもうひとつ、うれしいニュースが。
日本で開催された「第32回世界こども図画コンテスト」で、ソゲリ小学校の児童2名が見事入賞!
松岡JICA PNG事務所長から表彰状と記念品が手渡され、子どもたちも驚きと喜びでいっぱいの様子でした。
アートを通じた環境メッセージが、日本とパプアニューギニアをつないだ瞬間でした。
内山隊員からひと言
「プラスチックは分解されず、自然界にずっと残るということを知らない子も多くいました。小さいうちから環境について学び、行動することはとても大切だと思います。今回の経験が、子どもたちにとって何かを“始める”きっかけになってくれたら嬉しいです。」
一人ひとりの小さな行動が、海を守る大きな一歩につながっていく
そんなことを実感できた、特別な一日となりました。
当日の様子は現地新聞やパプアニューギニアの放送局(TVWAN)でも報道されました。
World Environment Day 2025 - YouTube
●関連リンク)
こちらから内山さんの活動情報をご覧いただけます。(JICA PNG事務所HP)
●最新の活動やイベント情報はフェイスブックでもご覧いただけます。
(英語) JICA Facebook Page
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