JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

"共に生き、共に働く"姿 ―テレビ番組で紹介された協力隊の挑戦!

こんにちは。JICAパプアニューギニア事務所 ボランティア調整員の武藤です。
今回は、パプアニューギニア(PNG)で活動中のJICA海外協力隊員3名が、
現地のテレビ番組に取り上げられました!

出演したのは、以下の3名の隊員です。
各自の活動の取り組みや日本とパプアニューギニアの友好関係について紹介しました。

  • 内山翔太隊員(青少年活動/ソゲリ小学校) 6:20~
  • 鈴木佑隊員(青少年活動/ポポンデッタ小学校)6:20~
  • 望月賢人隊員(コミュニティ開発/ミルンベイ州 コミュニティ開発局)16:45~

番組のリンクはこちら→JICA's Volunteer Program in PNG(Youtube)

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教育と国際交流:国境を越えて、子どもたちをつなぐ
内山隊員と鈴木隊員は、PNGの小学校と日本の小学校をつなぐオンライン交流授業を継続して行っています。
これまでに約20回実施され、伝統舞踊の披露や文化紹介を通じて、子どもたちの相互理解が深まりました。
そして2025年7月には、内山隊員と配属先の児童たちが、
なんと大阪・関西万博「パプアニューギニア・ナショナル・デー」に参加! 
現地で国歌を堂々と斉唱する姿は、日本とPNGの未来をつなぐ象徴のように感じられました。

環境保全:ごみから始まる学びと気づき。
環境分野でも、ごみ箱の設置や清掃活動、廃材を使ったアート制作などを通じて
地域の環境意識向上に取り組んでいます。
日本の子どもたちとのオンライン交流の中で、PNGの児童が自分たちで作った“アート”を紹介。
小さな行動が、大きな学びと気づきにつながっていることを実感しました。

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行政支援:現場の課題に、技術で応える
地方の行政事務所で活動する望月隊員は、
同僚の行政職員とともに、ジェンダーに基づく暴力(GBV)や青少年福祉に関する情報を効率的に
管理できるデジタルシステムの開発に取り組んでいます。
限られたリソースの中で、どうすれば住民に必要な支援が届くのか。
現地の仕組みを尊重しながら、望月隊員は技術を通じて行政の改善に貢献しています。

国際協力60年。草の根から、これからも。
JICA海外協力隊は、1980年にPNGでの派遣が始まり、これまでに延べ800人以上の隊員が活動してきました。
2025年8月時点で、17名の隊員がPNGの各地で活動中です。
一時はCOVID-19の影響で派遣が中断しましたが、
再開後は、再び現地の方々と “共に生き、共に働く” 関係を築いています。

そして、2025年はJICA海外協力隊60周年の節目の年。
これまでPNGに派遣された多くの協力隊一人一人の活動は、両国の信頼関係の構築に大きく貢献しています。
これからもJICA海外協力隊は、草の根からPNGの人々と共に歩み続けます。

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