JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

子どもたちと一緒に見つける「環境」と「理科の楽しさ」

Apinun(トクピジン語でこんにちは)!青少年活動でオロ州ポポンデッタに派遣されているYuです。
今回は、今回は、任地の小学校で取り組んだ世界環境デーの活動と、授業での理科実験の工夫をご紹介します。


世界環境デーでの学び
今年のテーマは「Beat Plastic Pollution
子どもたちはプラスチックごみを再利用してアートを制作したり、ポスター発表を行ったりしました。また、市内の学校と協力して町の清掃活動を行い、「ごみはごみ箱へ」という呼びかけや、地域のお店にポスターを掲示してもらう活動も行いました。
子どもたちが主体的に声を上げる姿に頼もしさを感じました。

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ラジオで地域に発信
さらに、子どもたち7名と一緒に地元のNBCラジオ局を訪問し、土壌汚染の原因や予防策、清掃活動の成果などをインタビュー形式で発信しました。
放送後には多くの市民から声をかけられ、活動が地域に届いていることを実感しました。
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理科の授業で大切にしていること
私は英語の教員ですが、日本政府の支援で作られた理科の教科書を活用しながら、できる限り「実験の楽しさ」を伝える工夫をしています。

板書には文字だけでなく図や絵を加える

・現地にあるものを利用して実験道具を手作りする


実験の結果を予想・考察させる

例えば、風の強さと方向を測る風見鶏づくり、水を熱したときの変化の観察、空気の重さを量る実験などを行いました。身近な道具を使って「なぜ?どうして?」を体験しながら学ぶことが、子どもたちにとって一番の学びになっています。
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おわりに
PNGの学校には実験室や道具が十分に揃っていませんが、工夫次第で学びの場は広がります。
子どもたちと共に考え、発信し、実験することで、理科の楽しさや環境への意識が少しずつ根付いていくことを願っています。

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(応募期間:2025年9月12日(金)~ 10月14日(火)日本時間正午)
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青少年活動/カラマナグナン小学校
青少年活動/セントメリー・イマキュレート小学校
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青少年活動/ソゲリ小学校
小学校教育/セントメリー・イマキュレート小学校
小学校教育/カラマナグナン小学校
小学校教育/アロタウ小学校
小学校教育/西ゴロカ小学校
数学教育/ソゲリ国立高校
PCインストラクター/キャメロン高校
PCインストラクター/ソゲリ国立高校
PCインストラクター/ゴロカ高等学校
PCインストラクター/カビウファ・アドべンティスト高等学校
PCインストラクター/オルシェ・ブナポぺ高等学校
PCインストラクター/ドン・ボスコ工業高等学校
体育/国立スポーツ協会

小さな挑戦から、大きな変化が生まれます。ぜひ挑戦してみませんか。

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