JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

最新PC導入とICT強化で進化するゴロカテクニカルカレッジ

2024年度3次隊PCインストラクターとしてゴロカテクニカルカレッジ(以下ゴロカテック)に派遣されている田島和昭です。このたび『Improved TVET for Employment Project』の一環として、最新のPC30台、プロジェクタ、Wi-Fiアクセスポイントがゴロカテックに導入されました。
TVETTechnical and Vocational Education and Training


プロジェクト導入と協働

今回導入された最新PCICT機材は、学生がより実践的に学ぶための基盤となるだけでなく、
ゴロカテックの教育の質を高める大きな一歩です。

活動を通して、カレッジのIT責任者、管理者、担当者と共に、
これらをより効果的に活用できるようサポートしていきたいと考えています。

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・Computer Lab6に設置された最新PC(プロジェクトによる導入機材:Intel CORE i7搭載)

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・プロジェクトバナー(Improved TVET for Employment Project)

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・設置完了セレモニー記念撮影(校長、副校長、IT管理者、配属先同僚、学生と共に)

Smart School Manager Software への期待

また、ゴロカテックではクラウドベースの教育管理システム「Smart School Manager Software」の紹介も受けています。

現時点ではネットワーク環境の脆弱性や通信速度等の課題からすぐに導入することは難しい状況ですが、
将来的な活用に向けた研究を支援できればと考えています。

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・オンラインクラス機能の紹介画面

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・管理ダッシュボード画面

現状の課題と今後の貢献

現在、カレッジのパソコン関連トラブルの多くは「ログインパスワード忘れ」「ウィルス感染による動作不正」、そして「MS Officeのライセンス切れ」による使用不可が中心です。さらに、今回のプロジェクトでComputer Lab6に導入された最新PC以外に、依然として約100台のWindows7パソコンがComputer Lab15で稼働しており、これらを「Windows10にアップグレードする」という大きな課題も残されています。こうした日常的な対応に取り組みながら、クラウドシステムやICTの高度活用が可能となる環境に少しずつ近づけることで、学生や職員のITリテラシー向上に貢献していきたいと考えています。

まとめ

ゴロカテックでの活動を通して、TVETの強化とICT教育の発展に寄与できるよう努めていきます。
今後もプロジェクト機材を最大限に活用し、学生の学びと地域社会への貢献に繋げていく所存です。

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