JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

~教育に必要なもの~ ベセル小学校 / 青少年活動

こんにちは。PNG青少年活動隊員の虹くんです。
ポポンデッタ市のベセル小学校というところで、算数と英語を教えています。


突然ですが、皆さんは教育に必要なものは何だと思いますか。

日本には、教科書、机、椅子などの学習に最低限必要な物資から、多くの教室や体育館があり
さらには一人一台のタブレットまで配られています。

(写真)幼児クラスの授業の様子(英語)

しかし、私が赴任しているベセル小学校では、一人一台のタブレットはもちろんのこと、子どもたち全員分の教室が確保されておらず、机や椅子は不足しており、教科書は他の児童とシェアして使っています。

(写真)幼児クラスの先生の働きぶり

そんな環境にかかわらず、ベセル小学校の先生たちはたくましく授業をしています。

子どもたちのために自前の教材を作る姿。
ものに頼らず、あるものを最大限に生かして子どもたちをサポートしていく姿。
子どもたちと積極的に対話をする姿。

ベセル小学校に来る前は、「教育は環境が整って初めて成り立つ」という考えが私の中にありましたが、
ここへ赴任して「教育は人との関りがあって初めて成り立つ」ものだと認識することができました。

もちろん物があるに越したことはありませんが、そんな状況の中でも、常に子どもたちとの関りを失うことなく、現地の先生方の姿から多くのものを吸収していこうと思います。

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