JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

ソゲリの人々 -底抜けに明るくてフレンドリー そして日本大好き-

こんにちは、PNG小学校教育隊員の戸髙です。
ソゲリ地区にある小学校で、教育活動を行っています。


楽園のようなソゲリで暮らす人々は、とてもおだやかでフレンドリーです。
小さいことはあまり気にせず、生活そのものを楽しんでいるようです。

朝、学校に通勤する時、家族そろって朝食をとっている場面を見ます。
昼間は家族や友人と木陰で楽しそうに過ごす姿をよく見かけます。
家族や親戚、友人を大切にする人が多いです。

道路ですれ違う人とは「おはよう」「こんにちは」「よい1日を!」と挨拶し、しばらく立ち話。
「どこから来たの?」(日本からです。)「何をしているの?」
(JICAのボランティアです。小学校で子供たちに算数を教えています。)
「何年間ここにいるの?」(2年間です。)「ありがとう。感謝するよ。」
このような会話をして、握手して別れます。

外国人(日本人)を受け入れてくれるおおらかさがあります。

小さな子供たちは数人で鬼ごっこやかくれんぼをしたり、
若者たちは広場でバレーボールに興じたりしています。
日本では見られなくなった光景です。

人と人とのつながりが強く残っています。

パプアニューギニアの人々は自分の民族・部族をとても大切にし、誇りに思っています。
9月16日の独立記念日には、小学校に隣接するソゲリ高校(パプア全国から生徒が集まります)で、
日本でもよく知られているマッドマン(写真)を始め出身州の民族舞踊が披露されます。

パプアには約800の部族があり、それぞれの言語をもっています。
世界一言語の多い国だと言われています。

ソゲリでも英語(公用語)に加え、ピジン語、モツ語、各部族の言語が話されます。
道を歩いていると、「日本ではGood Morningを何と言うのか」(「おはようございます」と言います)
「そうかそうか、私の部族では●△□▼※と言うんだ」と教えてくれます。
私が「●△□▼※!」と挨拶するととても喜んでくれます。

村内の移動は主に徒歩です。ソゲリの人々はよく歩きます。
そのため彼らの足はガッチリと頑丈です。幅が広く、指も太いです。

村内は公共のバスや乗り合いトラックも走っています。
写真のような超満員のトラックを見ることがあります。
乗客も陽気で、トラックから「Good Morning!」と声をかけてくれます。

パプアを走るクルマは、乗用車、バス、トラックを含めてほとんどが日本車です。
地元の人に聞いてみると、「日本車は頑丈。故障しない。故障しても修理すれば長く乗れる。」と日本車に対する信頼は抜群です。それが日本人への信頼にもつながっているようです。

「日本人はまじめで一生懸命働く。一度でいいから日本へ行ってみたい。」地元の人からよく聞く言葉です。
ありがたいです。

次回は、学校や子供たちの様子などを紹介していきたいと思います。

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