JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

任地へ出発!(隊員インタビュー)

2025年4月29日、PNGに到着した新隊員が、語学訓練を含む3週間の現地訓練を経て、ついに任地へと旅立ちます。出発前に田島隊員(PCインストラクター)にPNGでの印象や期待をインタビューしました。新たな挑戦に向けての思いをお届けします!

1.PNGの印象

  首都のポートモレスビーに到着したのは雨季終盤の429日でした。赤道近くの国なので猛暑を想像していましたが、日本の真夏ほど暑くはなく、体調を崩すこともなく元気に過ごしています。ポートモレスビーの印象としては、日中は大勢の人が通りに出ていて、いかにも多くの文化・部族が入り混じって生活していることが窺えますが、平時はのんびりと過ごしているように感じます。街には仕事をしている風ではない多くの人がいたり、通りには買う人よりも売っている人の方が多いことが想像に難しくないテーブルマーケットが立ち並んでいたり、今まで経験したことのない異文化を目の当たりにし、これから赴任するゴロカにはどんな想像を超える日常が待っているのだろうと、ワクワクする気持ちでいっぱいです。


2.応募動機

 大学卒業後30年余り勤務したパソコンメーカで習得したスキルや、その後10年間働いた福祉施設で担当したIT関連の業務経験が、PCインストラクターという職種の要請に活かせるのではないかと考えました。活動を通して、発展途上にあるパプアニューギニアの若い人たちのITリテラシーの向上に貢献できればという思いと、自分自身にとっては、日本企業での業務経験、地域に密着した福祉施設での経験に加えて、海外経験、特に開発途上国での活動が更なるキャリア形成につながるのではと考え、以前より念頭にあった国際協力活動にチャレンジすることにしました。

3.要請内容と抱負

 赴任先はゴロカテクニカルカレッジという職業訓練校で、一般教養として全学科の学生にパソコンの使い方、具体的にはWindows OSMicrosoft Word/Excel/Power Pointの操作指導を行います。また、校内のICTラボにあるパソコンの修理やメンテナンスをスタッフの皆様と一緒に行い、維持管理の業務プロセスを構築したいと考えています。これらの活動を通して、パプアニューギニアにも訪れつつある情報化の流れに、若者の皆様が乗ることの一助になるよう取り組みます。また、一方で同僚や学生からゴロカの文化や歴史を学ぶことで、自分自身の異文化に対する理解度の向上につなげて、帰国後の活動や生活に活かしたいと思います。




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