JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

GlicoフィリピンCSR活動を任地へ誘致!

Maayong adlaw(セブアノ語でこんにちは)! フィリピン・農産物加工隊員のMickeyです。
ネグロス島ドゥマゲッティ市で、中小企業の商品開発支援を行っています。

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※※※今回紹介する取り組みは、私のJICA海外協力隊としての活動とは別に、

本来の活動に支障のない範囲で関わったグリコフィリピンのCSR活動です。※※※

私は、グリコという食品会社から連携派遣で来ています。

任地では、派遣先である貿易産業省が支援する地域の食品の中小零細企業向けに、

商品開発やマーケティングの支援を行っています。


普段のボランティア活動とは別に、

フィリピンでやりたかったことがあります。

それは、

グリコフィリピンの活動に関わる事!


実は、グリコはASEANにいくつかの拠点があります。

フィリピンに工場はありませんが、販売拠点として首都マニラにオフィスがあります。


派遣後すぐ、現地研修の頃からグリコオフィスに伺い、

任地に派遣された後も、マニラに来た際には、自身の支援先の商品などを携えて通っていました。

スクリーンショット (214).pngグリコフィリピンでは、毎年CSR活動を行っています。

CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略で、

企業が利益を追求するだけでなく、

環境、人権、法令遵守、地域社会への配慮など、社会に対して責任ある行動をとり、

説明責任を果たすべきという考え方です。


昨年はエルニドにてBook Donationを行っていました。

これを聞いて、今年は私も関わりたい!と思い立ったのが最初です。


私がせっかくドゥマゲッティにいるのだから、

私の任地に誘致しない手はない!と思い、

「帰国までにやりたいことリスト」にグリコCSR活動の誘致が入りました。


まずは、CSR活動を行うにあたり、コラボ先を探りました。

任地近くの二つの団体に絞り、グリコフィリピンに提示。

その中でも、日本人が運営するIMAGINUSというNGO団体をプッシュしました(https://www.imaginus.jp/)。

というのも、

この団体はネグロス島で貧困農家の子どもたち向けに奨学金制度を提供しているのですが、

同時に、他の収入源としてカカオ産業を育てるプロジェクトを行っています。


グリコもポッキーという商品で知られるように、チョコレートを使っているため、

こことやらない手はない!と思い、猛プッシュしました。


その後、なんと私が日本に帰国しなければならないという予期せぬイベントがおきましたが、

まだフィリピンに戻ってこられると信じ、

日本でもミーティングを継続させてもらいました。

無事、自身もフィリピンに戻ってきて、CSR活動の承認を得られ、

帰国前のタイミングで実施することができました。


今回のCSR活動の目的は、

Together with the Earth and Together with Society。

午前にはグリコフィリピンの職員によるカカオの植林を、

午後にはローカル向けにチョコレートメイキングワークショップを行いました。


<カカオの植林>
IMGINUSが持つカカオ農園を訪れました。

この農園は高台にあり、カカオの木と海が一望できます。

カカオの栽培についてIMAGINUS代表の高橋さんから説明を受けながら、

一人ずつカカオの木を植えました。

グリコフィリピンの社員は全員現地人ですが、

カカオ農園を訪れたのは初めて、カカオポッドを見るのも初めて、という人がほとんど。

カカオ生産国であっても、機会がないこともあるのかと少し驚きました。

私の配属先のカウンターパートや、

私の支援先で一番熱心に取り組んでくれたチョコレートメーカーのCHER.にも参加してもらいました。

それぞれ異なる立場から地域の将来について考える有意義な機会となりました。

<チョコレートメイキングワークショップ>


こちらのワークショップの目的

「健康価値を含むカカオのポテンシャルを伝えることで、収入に悩む現地の人の未来の可能性や希望を広げる」。

カカオ産業に従事し得る人を招待し、

カカオについて知るLearning Sessionとチョコレートを実際に作ってみるHands-on Sessionを行いました。


Learning Sessionでは、チョコを使った商品でもあるPockyを食べてもらいながら、

カカオの生産国、フィリピンでの生産地域、世界の価格変動を伝えることで、

フィリピンで身近なカカオが、世界規模で見ると様々な可能性を秘めていることを理解してもらいました。

ローカルな人も多いので、Broken Bisaya語で頑張ってみました(笑)
 
Hands-on Sessionでは、

カカオ豆70% or 80%のハイカカオチョコレートを作ってもらいました。

適切な栽培・発酵を終えたカカオ豆を使って作るクラフトチョコレートは、

いかにカカオの味わいが感じられるのか、

実際にカカオ豆もかじってもらったりしながら、実感してもらいました。

チョコレートの製造工程は非常に繊細で難しいのですが、

今回は簡単な方法で作ってもらい、冷やし固めている間にカカオの健康価値についてもレクチャーしました。

最後には皆で自分たちのチョコを試食。皆おいしそうに食べていました。

今回の取り組みが、

グリコ社員にとっても、

NGOにとっても、

ローカルの人たちにとっても

特別な時間になっていることを期待しながら、

今後もカカオ産業・ローカルに

貢献していけるような活動が継続されることを願っています。

【Mickey / 農産物加工】

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