JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

ボランティアは、行動か、それとも心か。

フィリピン障害児・者支援隊員のMarisuです。
イロイロ州レオン町にある小学校で、移行支援クラスの先生として活動しています。
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12月はフィリピンでは「National Volunteer Month(NVM)」と呼ばれ、
1998年の大統領宣言によって定められた、全国的にボランティアへの関心と活動を高める月だそうです。

今回は、PNVSCA(Philippine National Volunteer Service Coordinating Agency)主催のイベントが
任地で開催されると聞き、私も参加してきました。

2025年のNVMテーマは、

「包摂的開発のためのボランティア活動:

公正で強靭な未来に向けてコミュニティをエンパワーメントする」

そのため、イベント全体も環境・災害・貧困などの社会課題を意識した構成になっていました。

↑この写真はイベント初日に行われたキックオフイベントの様子。

ダンス好きなフィリピンらしく、ズンバを通じて市民や様々な団体に参加を呼びかける形式でした。

地元の消防団や市民団体の方々も多く参加していて、会場はとてもにぎやか。

けっこう激しめのズンバで体を温め、その後は地域ごとに練習してきたダンスを披露。

スキル、リズム、エナジーの評価項目に沿って表彰まであり、
どのチームも衣装へのこだわりや掛け声があって、とても活気にあふれていました。

2日目はシティのホテルでオープニングセレモニーと「KABALAKA TOUR」が行われました。

セレモニーでは、ボランティア関連機関からのメッセージや、

イロイロ最大のお祭り「Dinagyang Festival」のパフォーマンスもあり、華やかな雰囲気でした。

セミナーは英語と現地語のミックスで進み、私はほとんど理解できず…(笑)でも、隣にいた優しい方が

英語に訳しながら説明してくださったおかげで、なんとか半分くらいは理解できました!

午後の「KABALAKA TOUR」では、

地域ベースの防災・災害リスク削減プログラムに取り組む大学や事業所の現場見学へ。

フィリピンの地域団体や学生たちが、いろいろな形で社会課題に取り組んでいることを知る、

とても良い機会になりました。 その他の日程では、地元団体の取り組み紹介や、JICA・KOICAなど

海外ボランティアの活動を紹介するオンラインイベントもありました。

オンラインでは、先輩隊員のMikaさんが発表されていて、とても誇らしい気持ちに。

別会場での同イベントに参加していたヨシ先輩隊員は、なんとセンターで!!

パネルディスカッションに登壇されていました。すごい!!! ↓↓

 ★ 国際ボランティアデーで実感 ボランティアとは。。 | フィリピン便り

「いつか私にもこんな日が来るのかな…英語でちゃんと伝えられるのか…」

と、少しだけ未来の自分を想像してしまいました。

ボランティアデーに参加された皆さま、お疲れさまでした。

こうした経験が、これからの私たちの一歩を少しだけ強くしてくれますように。

【 Marisu/障害児・者支援 】

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