JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

国際ボランティアデーで実感 ボランティアとは。。

フィリピン野菜栽培隊員のヨシです。
ザンバレス州のボトラン市の大学で、農業をおしえています。
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12月5日は『国際ボランティアデー』

ということで、タルラック市のタルラック州立大学(TSU: Tarlac State University)で
開催された交流イベントに参加しました。

JICAからはボク1人

アメリカのピースコープ(US Pease Corp)からは8名

と、何とも”ド”アウェイな状況に「怖いなぁ~、怖いな~、」なんて感じながらイベントがスタート。。。

JICAの隊員が少ないあまり、ピースコープの隊員たちからは
「これでお前もピースコープの一員だね」
とジャブをかまされつつ、アイスブレイクが終了し、学生に自分の体験談を伝えるディスカッションの時間に。

『ボランティア。と他人を助ける。の違いは?』
『ボランティア活動ではリターンを求めるべきか?』
『ボランティアを主体的に周りに波及させるべきか?』
など隊員が一度は真剣に考えがちな質問から、

『フィリピンでの生活や活動のストレス解消法は?』
『失敗したこと、自分の国と違うところは?』
といった質問を学生たちから頂きました。

自分の言葉でも伝えることが難しいテーマを英語で学生たちに話すことは、
「赴任当初であれば、緊張で足が震えただろうなぁ」などと思いつつ、隊員生活も約2年。
今年は爪痕を残すべくセンターに陣取り、余裕を持ってピースコープ隊員の話を聞きながら、
フィリピンではよくある強すぎる会場の冷房に体を震わせます。。。

普段は聞く機会のない他国のボランティア隊員たちの経験や考えは、
自分のものとは違った視点があり、とても興味深いものでした。

そして自分の番では、活動で感じた言語の壁や日本の見られ方を話すと、
学生たちが興味を持ってくれていることをヒシヒシと感じ、
「普段の活動だけではなく、それを伝えることもまた大事だな」
と思いました。

今回のようなイベントに参加するたび、自分の成長を感じ、新たな考えが生まれてきます。

自分が伝える側でもあり、受け取る側でもある。

一方通行ではなく相互に得るものがある。

ボランティア活動で日々感じる通りだなと改めて感じました。

イベントを通して会場の笑いを3回は取れたので、爪痕は残せたかなぁ。。。

【ヨシ/野菜栽培】

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