JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

初めての調理実習~フィリピンのバナナ春巻き~

フィリピン障害児・者支援隊員のカネチです!
特別支援センターで働いています!
障害のあるお子さんが自立するための手助けをしています。
========================

今回は私の任地のセブ島にあるリロアン中央学校と活動内容について紹介します!
リロアン中央学校には幼稚園から小学生まで2000人以上の生徒が勉強しています。
そのうち特別支援センターには生徒が100人程度、先生は自分を含めて5人います。

上の写真の顔パネルは、コロナの時期に保護者が制作したそうです!
とっても可愛いですよね!

私は主に就労移行期(16歳~25歳未満)の生徒を14名担当し、
職業訓練のサポートをしています。
授業を通して料理、買い物身の回りの生活の基本的なことや、
就労ができるようになることを目標にしています。
生徒には英語は通じないので、ジェスチャーや
拙いセブ語でコミュニケーションをとっています。

この写真↑は3度目の調理実習でトロン(バナナ春巻き)を制作した時の写真です。
授業ではスモールステップで一人ずつ工程を確認しながら練習しています。

春巻きも一度では巻けるようになりません。
何度もハンカチと積み木で練習した後、さあ本番です。

最初の調理実習の授業は衝撃でした。
個人のエプロンがなかったり、調理前に手を洗う習慣がなかったり、
そもそも火をつけられなかったり、火を止め忘れたり、
基礎的な部分が出来ていません。
(CPの話では1年間調理実習をやってきた、とのことですが果たして本当なんだろうか…)

手先が不器用な生徒も多いです。
それに調理実習に必要な食材は基本的に生徒が自分で用意しなければいけません。
日本の学校で行う調理実習と何もかも違うので日々衝撃を受けています。

今回はシンプルなブラウンシュガーのトロン、あんこ味、チョコ味の三種類を作りました。
一番人気はあんこ味のジャパニーズトロンでした。

今回は昼休みの時間を活用して一般学級の保護者や学校の先生に販売しました。
50本ほど制作したのですが全て完売!
商品が売れた時の生徒の嬉しそうな顔が忘れられません。
生徒が喜んでいる姿をみると私も嬉しくなります。

活動は計画通りには何も進みませんが、
焦らずCPと生徒、保護者、周りと協力しつつ頑張っていきたいです。

【 カネチ/障害児者支援 】

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ