JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

フィリピンの学校について考えてみた!with MJS 5年生s

Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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先日、マニラ日本人学校(MJS)にお伺いさせていただきました!
今回一緒に勉強してくれた5年生のみんなは、総合の時間でフィリピンについての学習を行っているそうです。
マニラ、海外に住んでいるからこその学習テーマですね!

この日のトピックは教育
まずは、フィリピンの子供たちがどんな学校で、どんな授業を受けているのかを知ってもらいます。
首都ではなかなか見かけないトライシクルでの通学や、1人ずつの机がない教室にびっくり。

「(学校の見た目が日本と)全然違う!」
「外履きで過ごすのは(マニラ日本人学校と)一緒だよー!」
とたくさんの声が挙がりました。

一番声が挙がったのは、午前の休憩「ミリエンダ」タイム
お菓子を買っておやつを食べる様子に、「いいなー!!」の大合唱。
確かに、みんなハッピーになる素敵な文化ですよね!

フィリピンの学校について知ってもらったあとは、みんなと考える時間。
教科書の写真や時間割から、日本の学校との違いや、
もし自分たちがフィリピンの学校に通ったらどう思うかを考えてもらいました。

絵がなく、英語がびっしりと書かれた白黒の教科書を見て、「読みたくない」「破りたくなるかも」と。
休み時間がほとんどなく、9時間目まである時間割を見て、「最悪」「学校行きたくなくなるかも」と。
正直な感想がたくさん出てきます。

みんな自分たちが知っている学校との違いに驚きながら、
想像力たっぷりに自分たちがフィリピンの学校に通ったらこう思いそう、
フィリピンの子たちがこんなことに困っているんじゃないかな?
ということを考えることができました。

日本とフィリピンの学校には〈ちがい〉がたくさん!
〈ちがい〉を見つけると、「いいなー!」と羨ましく思ったり、
「やだな」と残念な気持ちになることもありますが、
フィリピンの子どもたちにとってはそれが当たり前。

びっくり!だけではなくて、なんでこうなんだろう?まで考えをのばしていくことで、
フィリピンのことをもっともっと理解していきたい、そんな日々です。

最後までしっかりと話を聞いてフィリピンの学校についてたくさん考えてくれたMJS5年生のみんな、

受け入れてくださった先生方、本当にありがとうございました!

みんなの総合の時間が、実りあるものになりますように!

【 なほ/小学校教育 】

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