JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

配属先RHU の役割~Rural Health Unitとは~

フィリピン栄養士隊員のうっちーです。
ボホール島ロアイ町にある地域保健事務所で子どもの栄養改善を行います。
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今日は私の配属先になる Loay Rural Health Unit について紹介します。

フィリピンでは、すべての自治体にRural Health Unit (以下、RHU )を設置することが法で定められています。
※RHUの規模は、自治体ごとに異なります。

私の配属先ロアイ町は、町内に病院はありません。
そのため、住民たちにとって、RHU が唯一の医療提供施設になります。

RHU の提供サービスは
 1. 一般診療
 2. 出産所(普通分娩)
 3. 検診、予防接種
 4. 栄養改善

であり、日本で例えると
市区町村にある保健センターに医師、看護師が駐在し、クリニックと分娩施設が備わっている
ようなイメージです。

医師、看護師、助産師のほか、検査技師、事務員など

総勢20名のスタッフで運営されています。

特に週明けの月曜日は、患者も多くスタッフ総出で、受付業務や身長、体重、血圧などを計測しています。

写真3-4.jpg

RHUでの診療以外に、町内の地区の集会所に行き、医師が診察する日が定期的にあります。

町内に医療施設があると行っても、山間部の住民にとってはアクセスが良いとは言えません。

ただ、定期的に家の近くまで医師や看護師が来てくれて

診察が受けれるのは有難いサービスだと感じました。

私も実際に地域での診察に同行するのですが、患者たちの血圧や血糖値が高いなと感じることが多いです。

正常値の方は、5人に2人くらいです。

(こうなると、本当に空腹時血糖かどうか怪しいです。)

今年からは、配属先の栄養オフィスでは、

子どもだけでなく、全世代に向けて栄養改善を図っていく方針です。

町内(バランガイ)に行き、これから色々な活動が出来ることが楽しみです。

Nalipay ko! ナリパイ コ!
(セブアノ語で うれしい!)

【 うっちー/栄養士 】

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