2025/12/17 Wed
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"これがカルチャーショックか..."から始まったCoronation Program

フィリピン障害児・者支援隊員のMarisuです。
イロイロ州レオン町にある小学校で、移行支援クラスの先生として活動しています。
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今日はフィリピンの学校で毎年行われる「Coronation Program」を紹介します。
これは、その年のQueenとKingをお披露目する“学校版・戴冠式”のようなイベントです。
QueenとKingには1位〜10位まであり、1位の生徒は当日特別に豪華な衣装&メイクで登場します。
私の任地では、準備は10月から始まり、11月に本番を迎えました。
順位は「Canvassing」という募金イベントで決まります・・・
候補者の保護者や親戚が学校へ募金し、その募金額で順位が決まる仕組み。
募金は2回に分けて実施され、1回目の結果を見て2回目が行われます。
(一種のオークションのようだな、と感じました。)
集まった募金は学校の設備購入などに使われ、特に1位になった生徒のクラスには
より多くの設備投資が行われるそうです。なお、募金額の7割は保護者へ還元されるとのこと。
こちらがその様子↓↓

今年の1位はQueenが154,000ペソ(約40万円)、Kingが250,000ペソ(約65万円)。
ほとんどが小額を積み上げる中、突然150,000ペソを投じた瞬間は、会場全体がざわつきました(笑)
こうして決まった今年のQueen&Kingの姿がこちら↓↓

華やかで堂々とした姿がまさにQueen&Kingそのものでした!


当日は朝早くから、候補者たちと各クラスの子ども達が、
それぞれの発表の衣装を着て、町を一周するパレードからスタート。
どの衣装も力が入っていて、とにかく見応えがありました!
学校に戻ると式典が始まり、Queen&Kingが次々とステージへ。
そして恒例の長〜いスピーチタイム、児童のステージ発表、最後はQueen&Kingのダンスで締めくくりです。
「募金イベントってこういう感じだったっけ…?これがカルチャーショックか…」
と思いながら参加したのですが、気づけばフィリピンの“どんなイベントも全力で楽しむ”文化に感動し、
私自身もすっかり楽しんでいました。(Queenたちは前日夜中から準備していたそう…すごすぎる。)
「来年はMarisuも日本のダンスをやるよね?」と言われたので、
実家から着物を送ってもらうべきか本気で悩み中。。
ちなみに、町のFestaでもQueenとKingを選ぶ華やかなイベントが開催されています。
フィリピンを旅行する際は、ぜひその町のお祭りの時期を狙って訪れてみてください!
【 Marisu/障害児・者支援 】
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