JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

ココナッツジュースのそのあと

フィリピン野菜栽培隊員のHaloです。
セブ島の市役所で、有機農業の普及活動を行なっています。
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フィリピンでは、

ココナッツ「ブコ(Buko)」

をよく見かけます。中の液体部分はほんのり甘くて、天然のポカリスエットのような味。

飲み終わったら、やわらかい白い果肉をスプーンですくって食べるのがまたおいしい!

おいしいブコジュースに当たると、思わずテンションが上がります。

面白いのは、そのあとの“使い道”です。

ある花農家さんの家を訪ねたとき、飲み終わったココナッツの殻が

ユリの栽培容器 として再利用されていました。

中をくり抜いて鉢として使われていて、素朴なのにどこか芸術的でもありました。

さらに驚いたのは、

ココナッツの殻が燃料にもなるということ。

屋台で売られている米粉の焼き菓子「ビビンカ(Bibingka)」は、

この殻を炭代わりにして焼かれることが多いそうです。

ビビンカは焼き立てが一番おいしいので、道端で屋台を見つけるとつい買ってしまいます。

食料としてだけでなく、花の鉢にもなりお菓子を焼く燃料にもなるココナッツ

特別な資材がなくても、身の回りのものを工夫して使う。

その発想に、フィリピンらしい「あるものを活かす精神」を感じました。

【 Halo/野菜栽培 】

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