2025/10/23 Thu
文化 活動 生活
ワライワライ語とBoodle Fight

Maupay nga aga! (ワライワライ語で「おはようございます!」)
フィリピン 障害児・者支援隊員の てらにん です。
レイテ島 アランアランにある小学校 特別支援センターの教員として活動予定です。
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フィリピンに来て、約1ヶ月。(早いっ!)
先日、現地語の現地語学訓練が終了しました。
15日間、現地語学学校で学習しました。
私が学習した現地語は、ワライワライ語(ワライ語)です。
私たちがお世話になった語学学校では、英語とタガログ語が開講されています。
私たちが学ぶ現地語を話す先生は、この語学学校にはいないので外部から来てくださっています。
最終日のランチに、先生方が、
Boodle Fight(ブードルファイト)
というフィリピンスタイルでごちそうを用意してくださりました。
Boodle Fightとは、お祝いの時など、大勢で集まった時に、
バナナの葉の上に料理を並べて手づかみで食べる食事スタイルのことです。
元々は、軍隊式の食事が起源となっているそうです。
『ファイト』と名付けられているのは、『早い者勝ち』を意味するとか。
シーフードに、豚肉、longganisa(ロンガニサ、フィリピンのソーセージ)、
ホタルイカのAdobo(アドボ、フィリピンの煮込み料理)、
そして、Pancit(パンシット、フィリピンの焼きそばのような料理)、バナナまで!お腹いっぱい食べました。
私のワライワライ語の先生は、なぜか私に貝をたくさんくれました。
(先週、「貝」っていう単語答えられなかったからかな…。)
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現地語のレッスンでは、ワライワライ語のルーツや母音などの情報から始まり、
基本的なあいさつ、生活に必要なフレーズ、簡単な文法を中心に学びました。
ワライワライ語の先生は、たまたま語学学校のfacebookで、
ワライワライ語の募集を見て、応募してくれたそうです。
おかげで、私はマンツーマンで、ワライワライ語の短期集中講座を受けることができました。
応募してくれた先生や探してくださったスタッフの方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
ワライワライ語の先生は、普段は全く別の仕事をしている方なのですが、とても熱心に教えてくださりました。
授業中、発表が終わった時、練習問題が終わった時に、
「⚪︎回、拍手をしよう!(パンパンパン・・・) イェイ!」

現地語で言われるのに加えて、数字はワライワライ語だったり、スペイン語だったりするので、
最初は何回叩けばいいのかもよくわからず、
たまに「違うよ〜。」と言われながらも、ノリでやっていました。
今では、授業中のルーティンとなりました!

お昼は、いつも先生たちや他の生徒さんと食べていました。
現地語レッスンが始まってからは、現地語の先生も加わって、大人数でランチタイム。
先生たちは、よく自分で持ってきたお弁当のおかずをシェアしてくださります。
辛いものが好きな先生からは、キムチチゲのおかずをもらいました。
語学学校所属の先生は、ほとんどがタガログ語話者なのですが、各地の言葉の違いに驚いていました。
私が、英語の先生にワライワライ語で自己紹介すると、「全然違う!!」と言っていました。
やはりフィリピンの現地語は、それぞれ異なるようです。
フィリピンでは、180以上の言語が話されていると言われています。
さらに、それぞれの言語に、方言のようなものもあるそうです。
これには、フィリピンが7000以上もの島からなるという地理的な背景と
多くの民族が存在することが関係していると考えられています。
ちなみに、今回の隊員が学習している言語は、
セブアノ語、ヒリガイノン語、そして私が学習しているワライワライ語です。
ちなみに、ワライワライ語の話者割合は、約2.6%だそう。
比較的よく知られているタガログ語でも、約22〜35%と言われています。
ワライワライ語の習得めざして、がんばります!
【 てらにん/障害児・者支援 】
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