JICA海外協力隊の世界日記

ルワンダ便り

【観光】ルワンダの学校でコーヒーの授業

Mwaramutse(マラムツエ)(キニャルワンダ語:good morningの意)

20233次隊、職種:観光のカワノマサノリです。
今回は私の配属先 Kayonza Vocational School(カヨンザ職業訓練校)での活動を紹介いたします。

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配属先の門

私はもともと日本でコーヒー業界(ロースター)、レストラン業界(ソムリエ)で働いた経験があり、
現在のルワンダの要請にたどりつきました。
職種は観光、ですが、主に飲食業における接客スキル(ウエイター、バーテンダー、ソムリエ、バリスタ)
指導レベルの向上がメインの内容となります。

と言いつつ、教育現場は人生初、他言語で仕事するのも人生初、不安だらけの前半戦だったのを覚えています。

実習授業のサポート、テストの採点、空いた時間を活用した寿司レッスンの開催等、手当たり次第にお手伝いをさせてもらって学校の様子を知り、4か月ほどで最初の年度が終了しました。

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接客の実習授業


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巻き寿司レッスンを開催

学校は、日本でいう高校の専門課程に近く、
3年制と1年制に分かれており、3年制は接客や調理の授業以外にも一般科目(英語、数学、科学、生物等)も学びます。

次年度のミーティングで、「今年から新しい科目でコーヒーが追加された、担当してくれるか?」ということで現在メインで担当しているコーヒーの授業での活動がスタート。

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受け持った最高学年(LEVEL5)の学生

活動は授業・テストの準備、実施、採点をしながら、
同じくカヨンザへコーヒー隊員として派遣されていた先輩隊員に協力をしてもらい生産現場の特別授業の実施、先輩隊員の配属先であるコーヒーウォッシングステーションへのスタディトリップの実施、エスプレッソマシンを使った実習授業等を行ってきました。

各種イベント等の企画調整をするのはいろいろと大変ですが、
学生の学んでいる姿や笑顔は、何物にも代えがたいなぁと思っておりました。

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先輩コーヒー隊員にお願いした特別事業

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コーヒーウォッシングステーションへのスタディトリップ

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エスプレッソマシンの実習授業

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ラテアートに挑戦

ここで気になるのは、ルワンダのコーヒー事情ですよね?

JICAも長い間サポートしてきているルワンダのコーヒー生産

私の派遣期間中も、Best of RwandaというコンテストJICAも支援のもと開催されました。
こちらは、生豆の品質をカッピングという官能検査で競うコンテストです。

上位ロットはオークションにかけられ高値がつきます。
ルワンダコーヒーのプロモーションと品質向上に大きな貢献を果たしておりました。

では、ルワンダ国内の消費はどうでしょうか。

他の東アフリカ諸国に比べても、ルワンダには日常的にコーヒーを飲む習慣はあまりありません。
コーヒーは輸出して外貨を獲得するもの。
エスプレッソマシンでつくるコーヒーは一杯200円~300円ほどします。小さい売店で飲めるアフリカン茶は20円ほどなので、コーヒーを飲む人は旅行客かハイクラスの人々です。


しかし、時代の変化の中、若年層を中心に意識の変化も見られます。

私の首都キガリの友達(20代半ば)も、「コーヒー好きは砂糖入れずに品質を確かめるものだ」
と、かなり進んだ飲み方を知っていたりします。
(基本こちらの方々はコーヒーを飲んだとしても大量に砂糖を入れて甘くします)


キガリにはもちらん、オシャレでこだわっているカフェがいくつかあります。

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首都中心部にあるカフェ Kivu Noir

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首都に2店舗、ナショナルパーク内にも店舗があるカフェ Question Coffee

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首都にある Rubia Coffee

私の住んでいる東部カヨンザ(正直首都と比べるとすごくローカルです)にも町中にエスプレッソマシンが置かれたコーヒースタンドがたくさんあります。全国どこでもカフェラテ、カプチーノが飲めるくらいバリスタという仕事は身近で、配属先の先生も「バリスタはいい仕事だ」と言います。

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東部カヨンザにあるコーヒースタンド

実際、配属先の卒業生で、
キガリのバリスタスクールへ通った後ドバイやオマーンで働いている人もいます。
そのようなケースは珍しくないです。
実際キガリにはバリスタスクールがいくつもあります。

学生もそのことを知っているのでバリスタはお金が稼げるイメージが沸く職業なのです。

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担当したコーヒーの授業は私が派遣されてからルワンダの教育省の指令のもと全国的に追加された新しい科目だったので、配属先としてもすべてが新しい試み
その科目の年間の流れや、ベースとなる内容を組み立てるのに貢献できたのはとても意義がありました。

何より実習授業での学生の集中力はすごく、彼らにとってバリスタはとてもリアルで夢のある仕事なのだと感じました。
少しでも彼らにきっかけを与えることができてたらとてもうれしく思います。


最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

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