2026/10/04 Sun
活動
KAZのつれづれ「Oh! My Friend」

セントルシアに来た時、
最初に驚いたこと。
英語もロクに話せないし、
言っていることが
チンプンカンプンで判らない私に、
Oh! My Friendと言って握手を求める。
日本人でOh! My Friendと言って
握手を求める人いるかぁ??
もし居たら、
そりゃ調子与三郎だろう。
ちょっと警戒するよな。
それともこの国の挨拶なのかな・・・
多くの人たちが
Oh! My Friend野郎なんだよ。
でも、言葉はやがて現実となり
形になることもある。
職場との送り迎えをしてくれた
ドライバー
初めて会ったときに
Oh! My Friendと言って
握手を求める。
省庁の公用車には
ラジオはあるものの
カーステレオはない。
スマホに接続して
好きな音楽をかける。
彼は「どんな音楽が好きなのか?
検索して」と私に言う。
「新しい曲は知らないよ」と言って
Cyndi Lauper / Girls Just want To Have Fun
をリクエストする。
Girls Just want To Have Moneyだよな。
とつまらんことを言いつつ、
私が乗るといつも80年代の
懐かしのメロディーを流してくれる。
空港までの送迎を頼んだ時も
お願いしないのに2か所展望台に立ち寄ってくれた。
その職場の仕事がひと段落して
彼と会わない日が続いた。
先日、首都カストリーズの街中で
偶然家族連れの彼と出会った。
初めて会ったときと同じだ。
Oh! My Friendと言って握手を求める。
Oh! My Friendは花となり実となった。

カウンターパートも
関係する仲間も50歳代前半。
この省庁の中核となる上級幹部は
みなこの世代だ。
私とは干支が一回りする以上に若い。
私がこれまで通ってきた道を
歩んでいる。
ある職場のボスの部屋を訪ねる。
なんだか浮かない顔をしている。
ツートップから呼び出しを受けて
コンセッションを進めるように言われている。
コンセッションとはPPPやPFIなどの
官民連携だよな。
水道事業などを始めとして
世界的なトレンドだから、
ツートップはそういうよな。
彼は他人事のように言うなよな
という顔になった。
「15年間、
コンセッションの課題を投げられ続けてきたが、
一向に前に進まなかった。」
「それは収益性だの、
条件が折り合わなかったのでしょ。」
「何を検討すすれば良いか知りたいので
コンセッションの契約書のドラフトを作成してくれ」
おっと、
今度はこちらが困る番だ。
コンセッションの契約書なんて作成したことがない。
「何を検討すればよいか。
項目だけリストアップしてあげるよ。」
私はコンセッション業者を思い浮かべながら
思いつくままに検討課題をリストアップしてみる。
私はAIに項目の追加整理と肉付けをお願いして、
ボタン一つで英文にした。
結果を彼に送ったら、
それなりに役に立ったようだ。
上司のご下問に対しては、
Noとは言えない。
「検討します」と持ち帰る。
50歳代前半だったころの
自分を思い出す。
日々、活動を共にする上級幹部の人たちも
そのような人たちだ。

私が最初に職場訪問した時の
自己紹介プレゼン
「私はこの国に教えに来たのではない。
共に働き、共に学ぶために来た。
私はそう言った。
私はこの国での2年間は
「菩薩修業」だと思っている。
「如来」は悟りを開き超然としている。
「菩薩」は悟りには至らず、
自らの修業の道中で出会った人に救いの手を差し伸べ、
そして自分も学びを続ける。
私の共に働き、
共に学ぶ日々はまだしばらく続きそうだ。
Two nations, one bridge of understanding.
Through learning history and culture each other.
Work together, and learn together.
Exchange of knowledge, heart to heart.
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