2025/05/26 Mon
小学校 文化 日本語 活動
Ozzie Note 13 日本語の授業
こんにちは、2024年度2次隊の尾﨑です。
今回は小学校からの依頼で実施した日本語の授業についてお話します。私とは別の区域で働いている先輩隊員からのお誘いで子どもたちへ日本語の授業をする機会をいただきました。学校の校長先生も、担任の先生方も準備や授業に積極的に協力してくれて、その隊員さんの先生方への丁寧な関わり方を見ていると、いい関係づくりをされていることが見て分かりました。2日間に渡り2校を回り、1校目は3年生を、2校目は学年バラバラの参加希望者に対して授業しました。
全1時間の授業を2人で約30分ずつ分担し、前半は日本の地理やアニメ、日本語の挨拶や簡単な会話、さらには「あいうえお」の書き方まで幅広く触れました。子どもたちが興味を持てるようにクイズ形式を取り入れたり、ひらがなをペアの背中に書いてどれか当てるゲームをしたり、先輩隊員の経験を踏まえた指導法から私自身も多くのことを学ぶことができました。


後半30分では、日本の歌を歌ってみようと提案して進めました。意外にも子どもたちは親しみのある日本アニメの曲などは知っている様子でした。今回は日本の音楽の教科書にも載っている「うみ」を紹介しました。JICA事務所からプロジェクターを借りることができたので、実際に音源を流しながら一緒に歌うことができました。短い曲ですが、日本語の文節や歌詞のニュアンスを説明することは難しく、私なりにイラスト付きの歌詞カードを作って歌いやすい配慮をしました。何度も繰り返す中で耳にメロディが馴染んだようで、授業が終わった後も口ずさんでいる子供の姿を見て嬉しい気持ちになりました。


最後はみんなで円を作って歌いました。授業が終わると代表の子が前に出てきて感謝の気持ちを伝えてくれて、一緒に写真を撮ってくれました。担任の先生たちも一部授業に参加してくれて、一緒に日本のことを知ろうとしてくれたこともありがたいことだと感じます。私はまだセントルシアにきて約5ヶ月しか経っていないので今後新たな教育隊員が来るかもしれません。そのときは私も声をかけてまた日本のことをこちらの人たちに知ってもらう機会を作れたらなぁと思います。
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