JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

KAZのつれづれ「金曜日の夜に」

フライデーナイトは金曜日の夜に開催される
セントルシアの人気イベントである。

セントルシア島の北部 グロスレイの漁港に
人々が集まり路上を埋め尽くす。

大音量でダンス・ミュージックが流され、
人々は食事をして酒を飲み
深夜まで踊りまくる。

入場料は無料。
ドリンクも地元価格でビール1本が5ECD / 300円で販売されている。

音楽・ダンスそして酒と
セントルシアンが大好きな3拍子が
すべて揃っている。

セントルシアンに交じって
白人の観光客たちもこの夜のイベントを楽しむ。

あっけらかんに明るい
セントルシアンの気質に触れる
ことの出来るイベントだ。

日本人は勤勉だ
と言われるが、
こうしてセントルシアで暮らしてみると
その気質の違いが良く分かる。

日本人は休暇に入る前に
すべての仕事の段取りを済ませて
休暇に入るが、
どうもセントルシアンは
バケーション最優先で
すべてを投げ出してバケーションに突入する。

「お願いしたことがどうなったかな」と
事務所を尋ねると、
「バケーションで今週はいないよ」

こんなことがアルアルであ~る。

仕事のことはすっかり職場において
バケーションに突入する。

日本人は若手社員であっても、
休暇前に仕事が片付かないと
休暇取り消しにしようかと悩む。

こちらでは考えられない。

金曜日の夜の音楽とダンス、
そして少しばかりのお酒があれば
すべてリセット。

なんと幸せな国、幸せな人々なんだろう。

私たちボランティアは
これまでの経験に基づきベストを尽くして
活動を続けているが、
やはり限界を感じることもある。

ボランティアという立場での
活動の限界を知り、
職場の人たちのサポートに支えられて
毎日を過ごしている。

私もカウンターパートに
連れて行ってもらって
フライデーナイトに2回参加したことがあるが、
この金曜日の風に吹かれると、
自分の責任で何とかなることは頑張るけど、
自分の力でどうにもならないことは、
何とかなるまで待つかな?
それでもだめならあきらめるかな?
と思ってしまう。

フライデーナイト
金曜日の風に吹かれると
日本人であることを忘れ
そんな気持ちにもなるものだ。

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