JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

日々増していく愛情。柔道指導をする中で見えてきたもの。

セネガルの首都ダカールのセネガル柔道連盟に配属されている、柔道隊員の三浦啓瑚(みうらけいご)です! 今回は、 ①僕がメインで指導をしている「ラミンゲイ中学校・高校」のアカデミー選手たちについて ②セネガルでの活動をしてきた中で見えてきたもの、この2点について書かせていただきます!

①アカデミーについて

僕の活動するアカデミーは、フランスからの資金協力によって寮生活をしている中高生(14~18歳)が25名ほど在籍しています。セネガルではあまり部活動が見られず、常に他のクラブは学校に稽古時間が左右される状況であるため、安定した稽古時間を確保できるアカデミーの選手らはとても良い環境にいると感じています。

柔道場も、「畳がはがれている・窓ガラスが割れている・虫がいっぱい・砂いっぱい」などと完ぺきではありませんが、他のクラブチームよりは充実しているはずです。

しかし、1番大きな問題は「柔道場が狭い」ことです。アカデミーの選手たちは「強化」を第一優先とされているので、ある程度の強度の練習を求められます。25名の中高生なので道場の広さが全く足りません。周りとぶつからないように工夫を凝らしているつもりではいますが、何せ負けん気の強い選手たちですから怪我が多発するわけです…

そんな中でも一生懸命頑張っている選手たちを見て、自分にも喝が入ります。

約1年2か月をアカデミーで指導してきましたが、徐々に選手たちと「言語」というツールを用いずとも意思疎通ができるようになってきました。活動開始当初は、どうしてもフランス語での指導がうまくいかず頭を抱えていました。

今では、技術指導の際に、理解できた選手が現地語などで再度説明してくれるようにもなりました。それだけでなく、他の指導者が教えているにも関わらず、僕を優先的に呼んでくれて「カリファ(セネガル名)に聞くのが一番いいんだ。丁寧だし。」と言ってくれるようになりました。

もちろん言語が上手に話せることに越したことはありません。しかし、それだけでなく「どれだけ向き合う気持ちがあるか」ということも大切であり、しっかり向き合っていれば、お互いに分かり合っていけるものなんだと改めて感じることができました。今では恋バナをしたりする仲でもあります(笑)

2026年10月下旬~はセネガルで、アフリカ初のユースオリンピックが開催されます‼

アカデミーの選手たちの中から選ばれる可能性が高いので、この機会を逃さず、選手たちへの恩返しができるような指導を積み重ねていきます‼

②セネガルでの活動で見えたもの

アカデミーや他地域で活動をしてきた中で感じたこと。それは…「セネガル人の温かさ」

日本とセネガルの間で宗教観・時間の概念等の違いはたくさんあります。

ですが、日々過ごしている時に「日本人とセネガル人の違いってそんなにないんじゃないの?」と感じるタイミングがあります。

なぜ日本語を話せるわけではないセネガル人との関係の中でそんなことを感じられるのでしょうか。それはセネガル人の温かさ」があるからだと思います。彼らには違いを受け入れる度量が備わっているのではないかと…

上手く活動が進んでいない時に悩みを聞いてくれたり、毎日元気を吸われるかと思うくらい挨拶してくれたりと柔道指導だけでない場面でも、セネガル人の温かさを感じることはたくさんあります。それに助けられた日もたくさんありました。

指導者経験も少ない新卒の日本人柔道家がセネガルに来て、アカデミーだけでなく、セネガル代表の指導も任せてくれるくらいなので。彼らはなんとかできるだろうという気持ちがあるのでしょうね。これが温かさなのかはわかりませんが「見守ってもらっている」と解釈しています(笑)

文字だけでは表せられない感情をセネガル人は日々伝えてくれています。

このようにセネガルの温かさを感じているので、僕自身もその温かさを学びながら、アカデミー選手だけでなく、関わってくれるセネガルの人々に恩返しできたらいいなと思っています。

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